96.あの日、キミを助けたのはオレでした ☆
【作者】
心音ゆるり様
【あらすじ】
高校二年の始業式の日、階段から落ちてきた女の子を助けたのは、有馬優介。
しかし、有馬は助けた女の子が気を失っていること、そしてその場に容姿の優れた友人がいたことを利用し、「助けたのはこっちだ」と嘘を吐いた。
有馬は過去に体型や容姿でいじめられていた経験があり、その頃に救った女の子から泣かれてしまった経験から、自分ではなく友人が助けたことにしたほうがいいと思ったからだ。
だが、その場にいたもう一人の女の子――熱海道夏は言う。
『本当のことを伝えて』
彼女はしつこいぐらいに、正しくお礼を受け取れと有馬に迫った。
そんな熱海道夏には、七年ものあいだ思い続けている人がいる。
過去に命を救われていたが、お礼を言えないままの――名前もわからず、顔も声も覚えていない、そんな片思いの人が。
【感想】
ストーリーがすごく良かったです。めちゃくちゃ引き込まれました。そこまで自分の好みとは一致してたわけではないのですが、読むのが止まらなかったです。
そこそこ重くて、読むのに結構カロリー使いますね。みんないい人なんですけどね。だからこそなんでしょうけど。
最初はコメディ成分多めで笑えて面白いんですけど、だんだん残酷になっていきます。
鈍感かつ自己肯定感低めの主人公と、自罰的すぎるヒロインと優しすぎるヒロインたちによって地獄へと突き進んでいきます。
もしかしたら人によって解釈は異なるかもしれませんが、基本的には最後はハッピーエンドなのでそこは良かったです。
普段は1対1ラブコメばかりを読んでいるのですが、ちゃんとヒロインレースをやるラブコメも良いなと思いましたね。
しかし負けヒロインを応援するのは辛いですね。自分としては、もう1人のヒロインが勝ってほしかったなと思っています。
好きかと言われたら微妙ですが、本当に素晴らしい作品なのでぜひ読んでみてください。
【評価】
8点
【作品詳細】
ジャンル…ラブコメ
完結済み作品
文字数…約31万文字
目安読了時間…約10時間
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n2529jc/




