94.限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー ☆
【作者】
三上康明様
【あらすじ】
「人には等しく、8枠の天賦ホルダーがある。【腕力強化】のような1枠ならよいが、レアなスキルは4枠や5枠、あるいは8枠すべてを使ってしまうでのう」
天賦珠玉が発掘されるオーブ鉱山で、ヒンガ老人は僕にそう語った。
だけど僕ら「奴隷」は契約魔術でスキルを取得できず、奴隷に未来なんてものはなかった。
それは運命の日。
鉱山を所有する貴族——つまり僕らの「主」がオーブ鉱山に視察に来た。
地震によって崩落する天井。貴族の脳天に直撃する岩塊。
貴族の死。
瞬間、僕らの契約魔術が消える。
目端の利いた奴隷は走った。スキルオーブが格納されている倉庫に。そしてレアなスキルを取り込むと、目を疑うような能力や魔法によって警備兵を薙ぎ倒し、鉱山から飛び出していく。
暴動だ。
出遅れた僕に拾えるオーブはなかった
——終わった。僕はまた奴隷戻りだ。
絶望したときに見たのは、「あり得ないスキルオーブ」だった。
ホルダー「10枠」を使う【森羅万象】《ワールド・ルーラー》。
使える人間がいないことから研究者以外、興味を持たれない、規格外のスキルオーブ。
だけれど僕は、【森羅万象】を取り込むことができた——なぜか?
それは僕が「転生者」だったから。
僕には一般人の8枠+8枠、「合計16枠」ものスキルホルダーがあったから。
鉱山は包囲され、出口は1か所。僕の手には謎のスキル【森羅万象】。
さあ、どうする——。
【感想】
自分がなろうを使い始めてから、わりと最初の頃に読んだ作品です。少し前にまた読み返したので紹介します。
転生したからチートをもらったではなく、転生したから前世と今世の分で2人分スキルホルダーがあるという点がすごくいいなと思います。
タイトルもかっこよくて自分はとても好きです。
あまり転生者だったり、俺TUEEEEという感じがあまりしないのが良いのかなと思います。
主人公のスキルも、手に入れた瞬間からすごく強いわけではなくて、苦戦するシーンもあり、主人公は色々なことで悩んだりしたりするところがいいなと思います。
恋愛に関することになると、突然難聴になるところは評価が分かれますが。
奴隷だった主人公がスキルを得て、どう変わっていくのかという物語というのをすごく感じます。
安易なハーレムじゃないところもいいなと思います。1周目ではそこまで気にしてなかったのですが、2周目ではこのヒロインに絶対に勝ってほしいなという気持ちが出てきましたね。
書籍は2巻で打ち切りになっているんですけど、リブート企画がこの前発表されて、とても楽しみです。
ぜひ読んでみてください。
【評価】
9点
【作品詳細】
ジャンル…ハイファンタジー
完結済み作品
文字数…約124万文字
目安読了時間…約41時間
書籍2巻
コミック7巻
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n5378gc/




