6、モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 ☆
【作者】
駄犬様
【あらすじ】
マルス王子はガマラス宰相に命を狙われ、その日を生きるのに精一杯だった。
食事には毒を仕込まれ、口を付けられない始末。
彼は仕方なしに、魔獣の森でモンスターを狩り、その肉を食べることで飢えを凌いでいた。
そんなある日、森である人物と出会い……。
【感想】
宰相に命を狙われ、食事には毒を盛られた主人公のマルス王子は、モンスターを狩ってその肉を食うことで何とか飢えをしのいでいた。毒性のあるモンスターの肉を食うことで苦しみながらも、徐々に強くなっていき、やがて王に、そして、周りの人たちに勘違いされながら大陸を統一するお話です。
この作者さんの最初の作品で、この作者さんの作品の中で個人的に一番好きな作品です。
主人公がしたことや発言を周りの人たちが、本人は何も考えてなかったり、適当に決めたことを、勝手に良いほうに解釈して、主人公を祭り上げていきます。主人公は善良で、野心がなくても、部下たちが勝手に解釈して大陸を統一しようとしていくところは本当に面白いです。
登場人物もめちゃくな人が多いです。主人公の師匠も、主人公に試練として毒状態になる指輪や、グラビティの指輪をつけさせるとかめちゃくちゃで面白いです。
終わり方も納得できて、主人公が最期に残した言葉も思わず笑っちゃいます。
長さもそんなに長くなく、一気に読めて、読んでいると、本当に爆笑してしまう作品なので、ぜひ読んでみてください。
【評価】
8点
【詳細情報】
ジャンル…ハイファンタジー
文字数…約24万文字
目安読了時間…約8時間
完結済み作品
書籍2巻
コミカライズ化決定
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n3978hk/