64、加賀100万石に仕える事になった ☆
【作者】
シムCM様
【あらすじ】
時は戦国乱世の時代。
織田に仕えて、秀吉に近づき、家康に従って東軍につく。
テンプレを生きようとして、開始前にその致命的問題点をつかれた転生者。
あきらめて平穏な生活を求めた矢先、彼の望みは(一部)かなう事になる。
殿は脳筋。領土は問題だらけ。大殿からは無理難題。
戦には出ず、年貢納入と、補給物資管理に悲鳴を上げる男。
三直 豊利
ソロバン片手に、文句をたれつつ(数字と)戦う男の物語である。
【感想】
投稿が2015年と、歴史もの、戦国転生ものとしてはかなり古い作品です。戦国転生ものを、最近私は興味を持って調べているのですが、エタっている作品が多く、戦国転生もので完結していて、ジャンルが歴史に分類されている作品だと、2番目に古い作品です。(最初の作品は打ち切りなので実質一番古い作品です。)
古い作品なのに、戦国転生ものとしては異端の作品です。多分今出てきていても、斬新な作品として評価されると思います。
歴史ものに限らず、文官が主人公の作品は今までほぼみたことなく、さらに以前紹介した滅亡国家のやり直し!のように、文官からステップアップするわけでもなく、純粋に文官として頑張るというところが面白いです。
そしてすごいのは主人公のデスマーチっぷり!当然あの頃の年貢の計算などは細かくやっているわけはなく、どんぶり勘定なので、しっかりとしたのに主人公が直す。でもって、信長には無茶な命令をされたり、自分で提案したらそれもお前やれよ、と押し付けられる。そんな主人公の悲惨な感じが面白いです。
たまにですが、戦場に出る場面もあって、でも前線に出るわけでもないので、他の作品とは違った感じで戦闘シーンを楽しめます。
最後はほぼ史実エンドで、大きく歴史改変をすることもなく、内政面で頑張っていたり、多少改革をしても、未来知識を使ったりはしないので、ただ戦国時代に転生して、かなり適当に行われている年貢の計算など、内政へのみんなの意識を高めるために頑張るという話になっているところが面白いんだと思います。面白いのでぜひ読んでみてください。
【評価】
8,5点
【詳細情報】
ジャンル…歴史
完結済み作品
文字数…約25万文字
目安読了時間…約8時間
書籍化
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n0561cm/




