5、三日月が新たくなるまで俺の土地!~マイナー武将「新田政盛」に転生したので野望MAXで生きていきます~
【作者】
篠崎冬馬様
【あらすじ】
時は戦国時代、本州最北端の戦国大名「南部」を支えた八戸氏には、分家に「新田氏」があった。新田といっても「にった」ではなく「にいだ」である。歴史シミュレーションゲームにも出てこないようなマイナー武将であるため、知らない人も多いだろう。
青森県内でも有数の建設会社を一代で築き上げた男は、流行病によって命を落とし、気づいたら陸奥湾に面した「田名部館(現在のむつ市)」にて、新田氏の次男として生まれ変わっていた。
《知識はある。知恵もある。実現する方法も知っている。あとは己の意志のみ!》
目指すは戦国の覇者、そして世界に冠たる「グレート・ジパング」の実現!
「飢え無い、震え無い、怯え無い」の「三無」を旗印に、男は野望を燃え上がらせる。
これは、本州最北端の小さな国人衆に生まれ落ちた一人の男の、愛と野望のサクセス・ストーリーである。
【感想】
戦国転生ものの中でも屈指のマイナー武将に転生する作品です。一応ウェキペディアには載っているのですが、説明は6行だけです。
しかも、東北が舞台になっている作品は、たいていが東北南部から始まるのですが、この作品は東北の最北端の下北半島から始まります。過酷な東政盛北の最北端の小さな国人衆に転生した主人公が、天下統一を目指していくお話です。
この作品は人物の描写が素晴らしいです。特に、主人公の新田又二郎がすごいです。苛烈な処置をとったりすることもあるが、一方、小野寺家と、臣従をめぐって、一騎打ちをする豪胆さなど、読んでいるうちに、新田又二郎という人物に惹かれていきます。「宇曽利の怪物」という異名もかっこいいですね。
敵対することになった武将の描写が私は好きです。特に、最初の強敵として出てきた南部晴政は、傑物として描かれていて、散り際も含めてかっこいいです。
南部との決戦や、上杉謙信と武田信玄との決戦など、決戦のシーンの描写がすごいです。新田又二郎に負けた武将の散り際の心情、描写がとても素晴らしいし、かっこいいです。
意外な、もう一人の転生者が出てきたりもします。東北の武将オールスターもロマンがありますね。全国規模ではあまり知られていなくても、各地方では名将と呼ばれるような武将が主力として活躍するところもいいですね。
テーマとしては、戦国転生ものとしてありふれたものですが、面白いのでぜひ読んでみてください。
【評価】
8,5点
【詳細情報】
ジャンル…歴史
更新頻度…不定期
文字数…約96万文字
目安読了時間…約32時間
書籍1巻
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n9638gx/
【備考】
歴史累計9位
歴史連載中累計8位
文字数などの情報は随時更新します。