50、灰の世界は『神の眼』で彩づく~ステータスが見える俺は、最強溢れる現代を最弱魔力から駆け上がる~ ☆
【作者】
KAZU様
【あらすじ】
俺、こと天地灰は『ゴミ』だった。
人類すべてが覚醒した中、俺の魔力は世界最弱のたったの『5』、俺より弱い奴なんて見たことない。
最弱の魔物のゴブリンだって倒すのに苦労する。
でも、ダンジョン攻略者をやめることはできない。
やめたら病気の妹の治療費が払えず、死ぬことになる。
だから死を覚悟して挑戦した。
突如日本に現れた誰も見たことのない黄金のダンジョンへ。
そして俺は手に入れてしまった。
『神の眼』というこの世界の真実を見るチートスキルを。
その日から俺の灰色だった世界は黄金色に輝いた。
俺はこの力で世界最速最強を目指す。
大好きな妹を助けるため、そして。
人類の滅びる未来を変えるために。
【感想】
第8回オーバーラップweb小説大賞前期の金賞受賞作です。カクヨムでこの作者さんの他の作品を読んでいたのと、金賞受賞作ということで読んでみたんですけど、本当に面白いです。
無双系の作品もいいですけど、相手も強いけど、毎回毎回全力やそれ以上を出して何とか勝っていく、そういう王道の作品もいいですよね。
まず、ストーリーが面白いです。病気の妹のために頑張るというところから、タイトルにもある「神の眼」を得るまで、その後の展開、熱い展開が非常に多いし、感動するシーンもいっぱいあります。鬱展開が入ることもあるのですが、そこからハッピーエンドに、感動するように持っていくところがすごいなと思います。
最弱だった主人公が、強い力を得て、成り上がっていって、人類の危機を救う、設定は結構テンプレ要素もあるのですが、独特の部分もあったり、内容でものすごくうまく料理したという感じです。
テンプレが好きな人にこそ読んで欲しいです。
ストーリも面白いですが、それだけでなく設定も面白いです。主人公が戦っていく敵とはどんな存在なのか、神の眼とはいったい何で、なぜ主人公に与えられたのか、この世界のダンジョンや世界情勢、妹の病気など、深く作られていて面白いです。
現代ダンジョンものではあるのですが、それだけには収まらないところは他と一線を画していると思います。
主人公以外の登場人物も、いい人が多かったり、嫌な奴に最初は思えても、のちにいいとこ見せたりと魅力的だなと思います。
完結したことで最初から読み返して、改めて魅力を感じたのがタイトルです。
「灰の世界」は、クソみたいな、輝きのない灰色の世界という意味と、主人公である天地灰の世界という2つの意味を含んでいて、それがすごくいいなと思いました。
テンプレが好きな人にも、そうでない人にもぜひ読んでみてほしい一作です。
【評価】
8.5点
【詳細情報】
ジャンル…ローファンタジー
完結済み作品
文字数…約62万文字
目安読了時間…約20時間
書籍5巻(完結)
コミック2巻
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n5926ht/
文字数などの情報は随時更新します。




