27、追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双 ☆
【作者】
日之浦 拓様
【あらすじ】
謎の神っぽい何かの手により、元の世界に帰るために一〇〇の異世界で一〇〇の勇者パーティから追放されないといけないという頭のおかしい試練を与えられたエドは、遂にその条件を達成して元の世界に帰ることができるようになった。だが最後の追加条件として「今まで追放された世界の一つの行く末を見ろ」というものを与えられ……そこで衝撃の事実を知ることになる。
「いいぜ、やってやるよ! もう一周して全部いい感じに追放されてやる!」
世界を追放される度に追加された超強力な「追放スキル」を駆使し、全ての結末を納得のいく形に変えるため、エドは新たな戦いに挑む。果たしてその結末は……
「ふふーん、大丈夫よ! だって今度は私が一緒だもの!」
「ええ、不安しかないんですけど……」
【感想】
神に100の世界で、100の勇者パーティーから追放されるという試練を与えられ、それをクリアした後、世界の行く末を見て、衝撃を受けた主人公は、もう一回やり直すことを決意して、ハッピーエンドを迎えるために奮闘します。
主人公は、いくつもの世界を回っていくのですが、どの世界も少し似ているところがあっても、全部違っていて、各世界も長すぎず、飽きずに読むことができます。
100個の世界を回るので、勇者も100人いるのですが、どの勇者も個性的で面白かったです。勇者の定義、勇者の役割も世界によって変わっていて、一番面白かったのは11章の勇者です。壺を割りまくる勇者でおかしくて面白いのでぜひ読んでみてください。
途中で、なぜ100の世界を回るのか、魔王の正体が、明かされる場面があったのですが、かなり衝撃的でした。その他にも多く驚かされた場面がありました。
感動するシーンもかなりありました。本当に傑作だと思います。言語化できないすごさがあります。読んでいて、次はどうなるのかとワクワクする作品です。
テンプレものに飽きた人、感動する作品が読みたい人、しっかり作られた作品が読みたい人はぜひこの作品を読んでみてください。
【評価】
9点
【詳細情報】
ジャンル…ハイファンタジー
完結済み作品
文字数…約182万文字
目安読了時間…約61時間
書籍3巻
コミック1巻
作品URL…https://ncode.syosetu.com/n3189gr