表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

6歳 私の家族

マスターがもうすぐ学校から帰ってくる。


マスターに持たせてある防犯ブザーとスマホに搭載されているGPSが家の近くまで帰ってきていることを知らせてくれているので、充電スポットから起き上がり玄関を出て帰りを待つことにした。


まだ、マスターが小学校に上がる前にマスターと呼んだところ大泣きされてしまい、それからは名前で呼ぶことになった。


「れんちゃんただいま」


私の姿が見えると全速力で走って飛びついて着た。

金属のボディーでマスターが怪我をしないように受け止める方法を大きくなるにつれて質量が増えてきているマスターに合わせて調整することが、日課となっていた。


「おかえりなさい。さなちゃん」


モニターに顔を向けると満面の笑みを向けてくれる。


「今日はどうでした?」


「あのね、あのね」


今日も話したいことがたくさんあるのか、アームを小さな体で引っ張りながらお家の中に入っていく。


これが、私とさなが小学校時代の日常の記憶。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ