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【旧作】私は異世界で自由に生きる〜子供達に癒される〜  作者: 春爛漫


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肉は美味しい

 そういや、キモい鳥、バズラを解体していなかったと思いだして、料理長の所へ行ったら「美味しいですよ」と言ったので、全部渡して来た。

 「グリフィンの肉は?」と聞くと「珍しい!」と喜んでいたので、これも肉全部渡した。


 この屋敷、肉買わなくても良くなってきた。全部ローゼットのせいだけど。



 次のジャルドの町に行ってみた。


 ジャルドの町はちょっと異国って感じだった。スパイスの香りがしたからだ。料理はちょっと刺激的で美味しかった。


 真面目な治癒師に変身して、役場に行って紹介状を出して、町長に会いたいって言うと、すぐに会えた。

 治療も「協力します」と積極的だった。嬉しい。2日待って下さいと言われたので、変身を解いて孤児院に行く。


 孤児院は子供の人数は少ないが、以前からあったみたいで、子供達が擦れていなかった。院長と一緒に子供達に支給する服などを選ぶと喜ばれた。

 寄付金も渡して、良い院長だったので、魔法の質問もした。全問クリアしてくれたので「何の魔法が使いたいですか?」と聞くと「治癒魔法が使いたいわ」と言われたので、鑑定で適正を見てから、治癒魔法を付与した。

 苦しがっていたので、治癒魔法を掛けてあげて「治癒魔法が使えるようになりましたよ」と教えてあげると、抱きつかんばかりに喜んでくれた。

 『初めての魔法』の本も渡して「子供達に魔法を教えてあげて下さい」と言えば「もちろん!」とやる気だった。良い院長だ。


 年長さんと一緒に幼児の子と遊んで、癒された。素直な子供かわいい。



 お昼になったので、お暇してカーマインの屋敷に帰った。


 昼食は鳥肉の照り焼きみたいな物が出てきたので食べると、美味しかった。この肉がキモい鳥だとは思えなかった。不思議。

 ノアも口に合ったみたいで給餌してくれた。もちろんお返しした。


 ノアを仕事に送り出して、自宅に行った。


 もうすぐモニカさんが産月なのだ。

 散髪屋に行って、モニカさんを見る。お腹にでかいボールが入っているみたいだ。

 モニカさんに「ゆっくりして下さい」と言えば「運動しなくちゃいけないのよ」と言われた。

 それもそうだけどと思い、以前から考えていた事をお願いした。


「モニカさんの出産を見せてもらえませんか?」


「あら、大変よ。見て大丈夫?」


「私も出産するので、見て、心構えをしておきたいんです」


「私なら大丈夫だけど、気分が悪くなったら遠慮なく帰ってね。長時間よ?」


「モニカさんと一緒に頑張らせてください」


「じゃあ一緒に頑張りましょうか」


 モニカさんは心良く承諾してくれた。私の不安も一個消えた。

 カルロスさんに、私は出かけてる事が多いから、陣痛が始まったら、3階の私の寝室にある壁に付いている扉の中に紙を入れて下さいとお願いした。



 地球通販で妊婦帯を買い着用するようにした。骨盤ベルト一体型だ。お腹が楽になるらしいと、異空間住居のネットで見た。

 実際に着用してみると、前に引っ張られる感じが軽くなった。



 約束の町での治療の日、変身魔法で変身して、役場近くまでインビジブルを掛けて飛行魔法で飛んで行った。

 近くに来たら、インビジブルを解いて歩いて役場に向かう。役場の1階が治療の場だ。3点セットがすべて用意してくれてあった。椅子と机とお金を入れる箱だ。

 ありがたく思いながら、役人さんに挨拶をして、治療の開始だ。


 今日は足にコブがある人がやってきた。サーチすると、中にゼリー状の物が入っている。

 治癒魔法で治るかな?と思って治癒魔法を掛けると、だんだん小さくなってきて、コブは無くなった。よかった。


 妊婦さんも来た。ふらつきが多くて怖いから来たそうだ。サーチを掛けると脳出血している!慌てて治癒魔法を掛けた。治ったら、ふらつきも消えたようだ。怖い。


 腹痛の人が来た。サーチを掛ける。盲腸だ。治癒魔法を掛けると治った。患者さんも痛みが治って満足だ。切開とか出来ないので、良かった。


 治療を続けていると、お昼だ。クリムを食べる。お腹の子供に栄養届けなくちゃ。


 お母さんが子供の体についたおできを治したいと来た。創造魔法の出番だ。治癒魔法も併用して治療する。おできは無くなった。お礼を言われた。


 他の人はいつもの治療で済む人ばかりだった。無くなった指が生えて来た人は喜んでいた。



 カヨが知らぬ所で、商人ネットワークにてカヨは『治癒神様の聖女』『神官の銀貨1枚治癒師』と呼ばれていた。後者は知っていたが、聖女の方は知らなかった。本人の知らぬ間に噂は広がっていた。



 ローゼット領でカヨが治療していたのは知られている。

 治療に来た者がローゼット領都にカヨが治療に行かず、ジャルド領に来た事を不思議に思って何故行かないのか聞いたら「魔物を間引かない領民を守らない領主が嫌い」と言ったので、この話が広まってローゼット領都では領主に対する不満が高まり、領主は慌てるのだった。

 密かにカヨに接触しようと動きだすが、カヨは神出鬼没なので、ルートが分かってもなかなか捕まらないのだった。

 



 町での治療が終わったのは、15時頃だった。最短時間である。

 お世話になった兵士と役人さんと町長に果物バスケットを渡して、お金を回収して帰るカヨだった。


 瞬間移動で自宅のルーフバルコニーに行き、変身を解いて、ぶどう棚の下に置いてある椅子に座り、飲み物を出してカヨは一服する。


 今日は早く終わったので、満足だ。綺麗なぶとう棚を見つめる。色とりどりのぶどうがぶら下がっていて、目の保養だ。


 一服が終わったカヨは、果物の収穫をする。収穫鋏で切った果物をカゴの中に入れていく。


 結局、夕食前まで収穫していた。



 夕食にはグリフィンの肉が出た。純粋に美味しかった。

 料理長が煮込み料理にしてくれたみたいで、脂が甘く口の中でほろほろ肉が崩れて、角煮のようで美味しかった。

 家族みんなも満足な味だったみたい。料理長天才。


 もちろん美味しい肉。ノアが給餌してくれた。私もお返しした。幸せ。



 リビングに行き、私が肉をたくさん料理長に渡したことをお父様は知っていたみたいで、お礼を言われた。

 ただ飯ぐらいが、肉の調達で喜ばれた。嬉しくて照れる。

 ノアが頭とお腹を撫でてくれたので、褒められているみたいで嬉しかった。



 ノアの部屋に入って、ソファでくつろいでから、寝室にいくと、私の部屋に繋がる瞬間移動扉の前に紙が落ちていた。

 モニカさんの出産だ。


 私はノアに言って、モニカさんの出産を見学させてもらう事になっているので、明日は一緒に食事出来ないかもと伝えると「無理しないで、勉強してきて」と送り出させてくれた。


 ありがたく思いながら、紙を持ってノアにおやすみを言い自宅の部屋に入った。


 モニカさん頑張って。見ているだけだけど、一緒に出産頑張るよ。






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