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襲撃

 神の庭から出て、ほんの少しの森を抜けて出た道を左に、結界を自分に張って、地面から少し飛行魔法で浮いた状態で道の上を飛んで進んでいる。

 考えていた街への距離が思った以上に遠かったからだ、仕方ない。飛ぶのが思っていた以上に楽しかったのもある。


 マップの情報だと街はまだ先だ、街に着いたら何をしようか考えるのも楽しい。こんなに前向きに知らない場所の事を考えるなんて、前世の私じゃ考えられなかった。海外に行くなんて自殺行為だと思っていたし。


 っというか、いまさらだがこちらの言葉は話せるのだろうか。言語理解のスキルとった方がいいんじゃない?よしとろう!


 もう気分は、ごきげんさんだった!鼻歌歌って空飛んで!





 なにか今チリッとした。鼻歌はやめて耳をすました。飛びながら左右の森を見た。

 何もいない。?いや!子供の泣き声だ何処から?前方だ!見えた馬車が潰れて馬が倒れて、熊だ!!襲っている!

私は潰れた馬車に結界をかけた。後は熊だ。


「水よ」


熊の顔を水で包んだ。熊が苦しんで暴れているが無視だ。

 私は馬車の横まで飛んだ。人がいるはずだ。


 木の棒で戦ったのだろう男性と、体の下で子供抱きしめている女性がいる。

 よく見ると男性は胸を熊の爪で抉られていた。死んでいる。女性は肩から斜めにやはり爪だろう切り裂かれていた。女性と子供を引き離す。女性の身体はまだ温かいが息はない、子どもは傷一つないようだ。見た感じ3人家族だ。


 私は創造魔法を使う。神が許すか許さないか賭けだ。


 成功した!アムリタだ、魂を呼び戻し傷を癒す神薬。


 まずは、近くにいた女性の背中にかけ、ひっくり返して残りを口の中に入れ無理矢理飲ます。唇を手で抑えて頭を振っているだけだが、薬が身体の中に入ればいいのだ。身体が光った!多分もう大丈夫だ。


 熊が倒れて痙攣している。もう少しで死ぬだろう。


 次は男性だ、胸部に薬をかけ残りを口から飲ます。後は女性の時とおんなじだ。しばらくしてやっと光った。

 私は馬を見に行く。馬は背から脇に3本爪の傷跡から血を流して脚を痛めているが生きている。創造魔法で特級ポーションを創造する。傷口に半分かけ、残りを飲ませようとするが横になっていて飲まない。木皿を創造してその中に残りを入れ口元まで持っていく。舌で舐めたら喉が渇いていたのか一生懸命飲んでいた。足が光ったから治っただろう。木皿に水魔法で水を入れまた飲めるように置いておく。


 死んだ熊はアイテムボックスに入れておこう。


 後は子供だ。泣き止んで母親の側にいる。4・5歳だろうか?

 側に行って地球通販を開いて子供用の乳製飲料を購入する。


「がんばったね、お名前は?私はカヨ」


「……みーちぇ」


「ミーチェちゃん喉渇いたでしょう。これでも飲みなよ。美味しいよ」


 ストローを挿して渡す。飲み方がわからないのか箱を押す。


「ミーチェちゃん吸うんだよストローくわえて」


 カヨはミーチェを囲い込むように座った。


「ミーチェちゃんのお父さんとお母さんは今とっても疲れて寝てるんだ。だから元気になるまで待とうね」


「うん」


 カヨは疲れた。人の生き死には嫌いだ。数分前迄はご機嫌さんだったのに、今は血のにおいがする廃材の近くだ。全員助かったのは神の奇跡だ。やっぱり祈りが大事だ、神様メンリル様ありがとうございます。

 


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