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【旧作】私は異世界で自由に生きる〜子供達に癒される〜  作者: 春爛漫


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赤ちゃんの居る日常

 カーマイン家に子供が1人増えた。私とノアの子供。名前はルーク。

 社交で王都に瞬間移動扉で行っていた、お父様・お母様・お兄様・ライラさんが様子を見に来てくれた。

 特にお父様とお母様がノアにそっくりなルークにでれでれで「じいじですよ、ばあばですよ」とルークに声を掛けている。

 そんなに孫が嬉しかったんかい。興味無さそうにしてたけど気になってたんだなと、ちょっと嬉しくなった。


 ティモシー君とウィル君は小さな従兄弟に怖々だ。手をつついたりしては、きゃーって言ってる。かわいい。


 慣れない育児も、ノアと2人で二人三脚だ。レインも追加で役に立ってくれる。私が寝て、子供が泣いてる時に起こしてくれる。

 食堂と子供部屋にベビーベッドを置いて、様子を見れるようにしてる。安心。移動する時は私がまだ赤ちゃんの抱っこが上手くないから、首が座ってない子用の抱っこひもで移動している。子供にサーチを掛けてみたが、まぁ元気だ。2週間予定日より早く産まれたから心配してたけど、体重も普通の赤ちゃんで嬉しい。

 モニカさん達が言ってた事は本当だったね。我が子がかわいい。まだまだ小さいけど、泣いたら怪獣みたいだけど、それもかわいい。愛しいっていうのかな。

 今から写真を撮りまくっている。生まれたばかりの家族3人での写真はメイドさんに撮ってもらった。記念だ。


 おくるみに包まれて寝ている姿なんて、もう可愛い。ラブだ。愛だ。私はこの子を愛している。耳がね、まだしんなりして、かわいいんだ。

 あれだ、親バカだ。私の子供は世界一!って叫びたい。


 今屋敷には、ノアと私とティモシー君とウィル君とルークとレインと使用人達がいる。お父様達4人は社交の時期だから、たまに様子を見に帰って来てくれる。ノアはお兄様の仕事を代わりにしてる。忙しいみたい。


 ノアは私の母性がはっきりしてる時にエロスを感じるらしく、イタズラしてくるけど、まだ我慢してくれる。普通は旦那が子供帰りして、旦那と子供2人で母親を取り合う所もあるって聞いてから、これは安心。


 自宅に行って、ルークのお披露目したら、みんなが可愛い可愛いって言ってくれて、私は鼻たかだかだったよ。ミーチェちゃんが興味津々だったな。自分の妹もいるけど、獣人の子供が珍しかったのかもしれない。リリーちゃんとミアちゃんとルークを並べたら、可愛すぎて誘拐されそうだと思った。


 孤児院にもお目見えさせたら、子供達が興奮して大変だった。獣人の子供は孤児院でも人気だった。でもふにゃふにゃの子供が怖かったのか、みんなつつく程度だったけどね。みんな慎重でよろしい。


 なんとか、ママさん業を頑張っている。日に日に大きくなるルーク。お乳だけで大きくなる不思議。顔つきもしっかりしてくる。髪だけ、もう少し生えてくれてもいいかな。

 たまに、にこぉっと歯がない顔で笑うのがかわいい。きゅんとする。ルーク好き。その顔見るだけで寝不足なのを我慢出来るよ。まぁ、寝るが。

 お乳は私のだけで育てるって決めてる。料理長がお乳の出が良くなるって言われてる食事を作ってくれる。屋敷のみんなでルークを育てているみたい。お父さんとお母さんがたくさんいるよ、ルーク。


 早く大きくなって欲しいような、この小ささが可愛いくて、いつまでも愛でておきたいような、不思議な気持ち。母親って複雑。父親も複雑かもしれないが。

 ノアはルークを見るたびに可愛いがってくれる。その姿を見ると幸せになる。尻尾はまだ小さくて毛も少ない。かわいいけど。


 ギャン泣きしてるルークを見ると2人で慌てる。なかなか慣れない。クリーン掛けたり、お乳あげてみたりして、何で泣いてるのか確かめる。だいたいどっちかなんだよね。

 体調が悪いかもと思ったら、すぐにサーチして様子を見る。汗かいてたりするんだよね。そんな時はクリーン掛けて、お乳で水分補給させる。私達が寒くても、赤ちゃんは暑い時があるみたい。子供の体温が高いのかな?


 へその緒は、ポロリと取れたから、アイテムボックスにケースに入れて保管してある。記念だからね。


 ルークが1ヶ月になる頃、ノアとの夜の営みも再開したけど、子供が泣いたり、レインが拗ねるから順調にとはいかない。そんな時はママに戻る。ノアも仕方ないなって感じ。 


 もうすぐで、多分ルークの首が座るから活動出来るかな?


 厨房に視察で手に入れた、魔物肉を消費してもらっている。たくさん退治したからね。

 ペタンゴンは珍しい魔物だったらしい。地中で生活していて、足音を立てずに移動するから捕まえずらいんだって。肉も美味しいけど、皮が貴重らしい。伸縮があって、刃が通りづらいんだって。王太子行きかな?珍しいのあったら欲しいって言ってたし。たくさんあるけど。


 社交を王城でするって聞いたから、お兄様に1枚皮を渡して王族に献上して、他にも欲しいか聞いてもらおう。


 そうそう、王族と言えば、手紙が私宛に届いて、ドラゴン肉が欲しいらしいから、まだたくさんあるマウンテンドラゴンの肉をお兄様経由で渡した。なんか、お金が貰えた。購入してくれたみたい。私も大金持ちだな。

 お兄様に頼んで、ヒュドラの肉を沢山献上した。マウンテンドラゴンのお金が多かったから。お兄様がお褒めの言葉をいただいたらしい。多分珍しいからね。

 素材はあるのか聞かれたらしい。驚くほどたくさんあるよ。いっぱい首ちょんしたからね。

 また後日、欲しいらしい。全部解体しないといけないや。アイテムボックスがするんだけど。意識しないと解体しないからね。

 私が直接持って行かなかったから、どうしたのか聞かれたらしく、出産したので子供にかかりきりだとお兄様が言うと、お祝いの言葉を頂いたらしい。あざーす。


 レインとティモシー君とウィル君は飛行魔法で一緒に遊んでいるらしい。お母様方が居なくても退屈しないね。


 レインは屋敷の果物が生っている所を見つけてしまって、大喜びしたらしい。そのまま突撃して行って、満足するまで食べたらしいよ。付き人のメイドさん調べ。お世話がいるかは分からないけれど。

 多分、他の人を驚かせない為だと思う。


 視察の時に気になっていた、使用人の子供達の事。ライラさんに時間のある時に聞いたら、ティモシー君は将来の領主に決まってるから、誰かが傷つけたりすると罪になってしまうらしい。

 だから、屋敷だけで育ててるんだって。遊び相手を作ろうにも、使用人の子供達に強制的に遊ばせると将来の仕事が選べなくなっちゃうかもしれないから、ウィル君とだけ遊ばせているらしい。ウィル君は遊びに行かせてもいいけど、ティモシー君が寂しくなるから、お兄ちゃんとだけ遊ばせているようだ。


 貴族って不自由だ。


 だから、貴族学校に行ったら、友達を作って欲しいらしい。


 私はルークにいろんな体験をしてもらいたい。いろんなことを体験して感じてほしい。孤児院にだって遊びに行かせてもいいくらいだ。領地持ち貴族じゃないし、爵位もルークがいらなければ、私が死なない限り渡さなくていいと思ってる。生きたいように自由に生きて欲しい。

 こじんまりと農家で自分の家族と暮らしても良いし、ティモシー君の補佐がしたいなら、その勉強をして欲しいと思う。


 子育ては難しいね。




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