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孤児院で生活 1

 孤児院で生活することになった。勉強はさせてもらえる。仕事は手伝うかもしれない。家賃食費は私が払う。

 カルロスさんに言ってみた。


「そうかぁ、決まったもんは変えようが無いし、分かった。私は今から馬を売って来ます。孤児院じゃかえないし、カヨさんがいる限りは馬も必要ないでしょう」


「モニカさんもびっくりしたよね、ごめんね勝手に決めて」


「びっくりはしたけど、私は家族がいてくれたらいいの。だから大丈夫。昨日から驚いてばかりで、でも全然慣れない。カヨさん余り驚く事ばかりしないでね」


「私の能力的なことは驚かないでほしいな」


 ミーチェちゃんは地面の蟻さん追いかけるのに夢中だ。


「今から部屋に案内してもらって、子供達にも逢おうか!」







 院長のマーサさんに連れられて、部屋に案内されちゅうです。

 この孤児院以外と広い。


「この部屋を使って下さい。4人部屋です」


 質素なベットが四つあるだけの部屋。

 迷子になるから拡大マップでチェック!


「これから一緒に暮らすのです。子供達を紹介しましょう」


 さらに奥に進む。この作りは子供達を守っているのかなぁ。いったい何から?

 廊下の脇に扉がいっぱいある子供達の部屋かな。

 なんか今咳した音が聞こえた。


「院長、部屋に子供達がいますか?」


「病気の子達です」


「私、治癒魔法が使えるので治しましょうか?」


 うお?!院長が凄い勢いで振り返ったぞ!


「本当ですか?」


「はい」


「では、治療をお願いします」


 モニカさんとミーチェちゃんには廊下で待ってもらう。

院長が扉を開ける。うわ空気悪。部屋全体にクリーンをかける。

 院長が驚いてる。ここまでくると私驚かす天才だなぁ。病気の子は何処だ。寝てるからこの子だ。


「サーチ」


 悪いところは肺だ。ヒールで治るかな。


「ヒール」


 一回で治った。鑑定もしとくか、鑑定。栄養失調だよ。免疫力低下だよ。


「院長、この子栄養失調です。栄養のある物を食べさせてあげて下さい」


「分かりました。他の子供の治療をお願いします」


 返事をして次へこの子聞いたこと無い菌が入ってるな。とりあえずヒールよし、治った。次は〜……


 とりあえず6人治し終わった。院長にまだ病気の人はいるか聞いたら、この部屋で全員だって。クリーンしたし、多分もう大丈夫でしょう。

 院長なんかぼうっとしてる。大丈夫かな。


「院長、子供の所に行くんじゃないですか?」


「えぇ、行きましょうか」


 着いた。畑だ。子供が沢山畑で作業してる。

5歳以下位の子供は遊んでるけど、お仕事してる。

 世知辛い。


 院長が

「みんな注目!!」


「今日から一緒に暮らすことになったカヨさん、カルロスさん、モニカさん、ミーチェちゃんです!仲良くして下さい」


 ところどころから「はーい」って聞こえてくる。ちょっと嬉しい。かわいい子供がいっぱいで……でもみんな痩せてる。お風呂も入れてないんだろう。


「院長、子供何人いるんですか?」


「42人です」


「院長、私ここの子供にクリーンをして、髪を切って、新しい服と靴をあげたいです。してもいいですか?いいですよね?今から」


「大丈夫ですか!?42人分ですよ!?」


「大丈夫、問題ないです。院長まず1人選んでください。それとここから近い部屋を用意して下さい」


 1番年長の子供に

「エリック!こちらに来なさい!」


「はい、院長」


 4人で近くの部屋に入る。


院長「この場所でいいですか?」

カヨ「大丈夫です、時間がかかるので院長は退室してもらって大丈夫です。あっ院長クリーン魔法覚えませんか?」

院長「え!私が?覚えられるのですか?」

カヨ「覚えられます。すこし痛いだけです。今からやりましょう」

院長「えぇわかりました。応接室に行きましょう」

カヨ「モニカさん、すぐ帰ってくるのでミーチェちゃんと遊んで待っていて下さい」




応接室にて

カヨ「マーサさんにクリーン魔法を付与!」

院長「うぐぅーー」

カヨ「横になって安静にして下さいね」

院長「……」







「戻って来ましたよ!もう少し待っていて下さいね」


 地球通販で大きめの衝立を買って、部屋の中に持って入る。


「カヨさん!それは?」


「衝立です。いろいろ見えると困るので」


 自分の座るベットの前に衝立を置く。

 その影で、地球通販でお買い物をする。髪切りバサミとカットクロス、細長い櫛とヘアクリップに美容室専用のイスを購入。全部アイテムボックスに入れて、衝立を出る。


 髪を切りやすそうな日が差している近くに椅子をセット。確か名前は


「エリック君ここに座ってくれるかな」


「はい」と素直に座るエリック。


「カットクロスに腕を通して、そうそこ。忘れてたクリーンかけるからね。綺麗になったね、首にタオルをまいて後ろで止める。と、モニカさん教えるから一緒に見てもらえる?」


「はい、わかりました」


「椅子の下のここを踏んだら上に上がるから切りやすい位置に調節して、ヘアクリップはよく使うからサブの服にでも挟んで……」


 1人で42人全員カットしたら大変だから、モニカさんにもカットを覚えてもらうんだ。

 自己流だけど仕事仲間の人に頼まれてカットしたこともあるから、そこまで悪くないと思いたい。

 頭金髪に染めたら怒られたけど。今じゃ笑い話しだね。


 エリック君の全身コーディネート頑張ろう。


 髪を切ったらまたクリーンして、モニカさんと協力して服と靴下のサイズを割り出して、次は革靴と畑仕事用の長靴。長靴はみんな似てるから油性ペンで名前を書いてもらう。

服の上下と靴下は着替えも込みで3セット。


 一丁上がり〜。




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