イグニス、アクアさんとの邂逅であります!
はい。前のやつ読んでる人はわかると思いますが…予告と違ったねwww …ごめんなさい。色々考えたけどできなくて………いなくなってないよってことで一個出しました。
あと、前の話のブクマ数が変わらない…なぜ?
「やっとこれたでありますな!」
これまた変な内容の声が響いた。
しかしその声はそれに似つかわしくない甲高い声。
その声の主は、ぱっと見8、いや、10歳くらいだろうか。
しかしたとえ15歳だったとしても、場違い感は否めない。
なぜかと言うと、周りは明らかに19歳とかの大人一歩手前だから。
周りも当たり前の如く、驚愕の表情をして二度見している。
校門の前を陣取っているので、みんな端っこを通っている。
「フフフ…フハハハハ!私のこの力、見せつけてやるでありますよ!」
なんだかやばい人みたいな感じのことを叫び始めた。
しかし誰も声をかけない。
だって女子は可愛いものを見ていたいから。
男子はロリコンになりたくないから。
そんなこんな理由で、誰も声をかけず通り過ぎて、いや、止まる人の方が多い。
なぜならここは、魔法学校、それも高等クラスだから。
その上ここは国トップ。
一部のやばい子供は入ってきたりするが…それも例外中の例外。ほとんど先生が迎えに来る。
こんな子供に。あり得るか…?…と、あまりの可愛さに嫉妬も抱かずに考えていた、その時だった。
「…わ、わたしの…ヒグッ…ちからを…ふ、ふええん!」
いきなり泣き出したその幼女。
寂しいのでありますうううう!とか泣いているので、こうしろとメイドさんに言われたのかもしれないな、と思った。
自信満々だったしね。照れ隠しかな?
(なお、周りが上級階級な人たちだからである。一般的にこうはならないよ?そんな世界だからね?)
なぜかと言うとメイドさんにひっついていたのを見ていた人がいたから。
あまりに見かねたのか、一人の青年が近づいて行き………
「あの…君、大丈夫?いっしょに…ヘブっ!」
「な、なんでありますか?」
吹き飛ばされた。なお、それと入れ替わりに女の人が入って行ったので、そのことには気づいていない。
そのあと…
ドグシャ! ポフっ 「ふぇ?」
青年が吹き飛ばされて壁にのめり込むとともに、幼子の頭が柔らかいものにのめり込んだ。
幼女は疑問の声を上げる。
幼女が顔をあげると…
「あらあら、どうしたの?」
奇麗な笑みを浮かべ、青い髪に青い目。
キレーイな人が立っていた。
そして抱きしめられた。
「むあ?」
もう一度疑問の声を上げ、そして…
「ぬわあああああ!」
赤面して全力で離れた。
「な、何するでありますか!えぇ、えっち…で、ありますよ!」
もう一度自分の言葉に赤面する。
しかし寂しいのか、服の裾は必死でつかんでいるその様子。
お姉さんのお気に入りになるには、十分だった。
まあ、もう一つ理由もあったっぽいが…気付くよしもない。
「(あらあら…相変わらず可愛いわねえ…)涙はおさまった?お姉さんと一緒に行きましょ?すぐそこよ?私はアクア。」
それを聞き、単に親切で、と分かった幼女は…
「(ムウ?アクア、でありますか…アクア、アクア…うーん。)イグニスであります。得意魔術属性は、獄炎(ざわざわ…つ、強くない?…獄炎って、最上級だよね?…何?それ?…か、可愛いいいいい…ま、まさかあの子…)ふぇ?は、話を戻しでありますよ。魔法剣が使え(ざわざわ…この年でこれって才能の塊じゃん!…ま、間違いない!あの子は…)…もういいであります!魔法剣が使えるであります!」
そこで一息ついたあと、
「今回の試験、絶対通ってみせるであります!あります!」「がんばってね!(アクア)」
(((((いや、君試験うけんの?)))))
そのままムギュッとされて逃げ出すイグニスが見えた。
そして、至極真っ当な疑問を抱く残された生徒たちであった。
ちなみに、この時からの様子が、ファンクラブ第位一号を作ったとか、作らなかったとか。
二個目…出ない、かなあ…連載だけど、ねえ。