表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

《蝶を追う》&《残骸は溶ける》&《きた!》

随分と日があいてしまいすみませんでした。

《蝶を追う》


夢、をみた。


きれいな蝶が


目の前を


ふわり、と


とんでいる夢。


手をのばして


そっと


捕まえようとするのだけれども


手をすり抜けて


高くて


遠いところへ


逃げてしまう。


追いかけようとして


走り出してから


もう間に合わないと


わかった瞬間


現実に


戻ってきた。


瞼の裏に


蝶の影がちらついて


ほんの少しだけ


夢と


現実との境が


わからなくなった。


(今でもあの人の影を追ってしまうのはいけないことだろうか。)


《残骸は溶ける》


体の奥から


小さな何かが


せり上がってくる。


ぐんぐん


迫って


ついに


喉元まで


きてしまった。


そして


その小さなものは


体外へと。


しかしそれは


原形をとどめておらず


一つの


ため息と


なってしまった。


このかたまりは


きっと


愛だったのだろう。


愛の残骸は


音もなく


空気に溶けてしまった。


(止まらないため息は自分が生きている証。)


《きた!》


青い空を眺め


貴方の手を握り


そっと微笑んで


また


青い空を眺める。


ただ黙って


雲を見つめて


風を感じて


草のにおいと


煙草の香りを


胸一杯に


吸い込む。


とても


幸せだと思った。


なぜ


幸せと感じたか。


それはね、


私が


貴方を


好きだから。


貴方が


私を


好きだから。


想い想われ


幸せは


やってくる。

最近頭が停止気味です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ