終わりが見えてきた
国王と妃のいろいろなやばいものを見てから撤収する騎士団の一同。
「あれはやばかったな……」
「国王の顔普通に死んでたもん」
「あれを笑顔でやる妃殿下恐ろしすぎるわ……」
「あんなプレイやられたい……」
約一名変態いる気がするが、とにかくあの後の妃の王に対する行動はまぁひたすらにすごかった。まぁ、各自の想像に任せる。
「ま、これで俺がフィリップ・サルヴァトーレであることは完全にわかったと思う」
「いや、こんな美少女があの変態騎士団長とか信じられないんですけど」
「おい、今変態騎士団長とか言ったやつ、クビにすんぞ!」
「パワハラです!」
「なるほど、フィリップのにおいがしたのはフィリップ本人だからだったのか……」
「アンナ、においでわかるとかただの変態さんみたいだからね!」
「じゃあ、これから練兵ですか?団長」
「あぁ、そうだけど」
「あの今日電撃○庫の発売日なんですけど……」
「よし、練兵休み!」
「フィリップ、死にたいの?それとも殺されたいの?」
「すいません!アンナ副団長!」
夕方。練兵が終了し、○撃文庫の新刊を買ってからフィリップが家に帰宅すると
「おい、大ニュースだ!」
魔王が飛び出してきた。
「やせいのマオウが とびだしてきた!」
「おい、何ポケモンとエンカウントしたみたいになってんだ?」
「とびだす魔王さま!」
「はた○く魔王さま!じゃないからね!」
「いや、で大ニュースって何?」
「ふふ、聞いておどろけ」
「な、なんだと!」
「いや、聞く前から驚かなくてもいいよ!」
「で、マジで何?」
「なんと……魔力を回復できる場所がみつかったのです!」
「えっ、ほんと?」
「えぇ、わたくしニート探偵フランチェスカの実力です!」
「わが妹よ、ニート探偵だからって無理にドクターペッパー飲まなくていいぞ」
「とにかく私はそこに行こうと思う」
「いってらっしゃ~い」
「いや、フィリップお前もいくぞ」
「え?」
「いや、今の私魔力ないから戦えないし。護衛が必要だろ」
「あぁ、だからついてこいと」
「そういうことだ」
「で、どこにあるんだ?」
「歩いて三十分くらいのところだ」
「意外に近いな!」
「とにかくそこでお前の呪いをといてやる。どうもお前は女になったからって困ってないようだし。これでは呪いの意味がない」
「あぁ、俺としても頼む。毎日姉から夜這いかけられるのはごめんだ」
「私としてもこんな巨乳が近くにあっては不愉快でなりません」
「そりゃ、お前は豊胸ぐはっ!」
フランチェスカに鳩尾を殴られるフィリップ。
「とにかく出発するぞ。善は急げだ!」