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脅され、犯され  作者: ぱぴぷ


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5/12

一条 翼

翌朝、いつも通り校門をくぐった瞬間──

妙な視線を感じた。


「……うぜーな」


廊下を歩くたびに、ヒソヒソとした声が背中を刺す。 


「音村先輩ってさ、あの鳴上さんと付き合ってるんだろ?」 

「復縁したらしいよ」  


「何、あいつ…空ちゃん趣味悪くね?」

「確かに、あんなクズに惹かれるとか…俺の方が絶対空ちゃんを幸せにできるわー」 

 

「あいつ、くたばってくんねーかな…マジで」


笑い声の混じった囁き。

でもその中に、確かに“敵意”が混ざっていた。


席に着いても、教室の空気が妙に重い。

誰も目を合わせようとしない。

机の中には、ぐしゃぐしゃに潰れたプリントと、

「調子に乗るな」

と書かれたメモが突っ込まれていた。


(……はぁ。やっぱり、こうなるか。)


空と復縁した時点で、ある程度は覚悟していた。


廊下で肩をぶつけられても、誰も謝らない。

俺が視界に入るだけで空気が変わる。


「おい、音村。」

声をかけられて振り向くと、男子が数人が立っていた。


サッカー部の國…なんたらとバスケの佐藤…いや後藤かあとバレー部の新庄?だっけか? 

こいつらは確か学校でかなり人気ある連中だ 

イケメンで高身長スポーツも全国レベル 

TIK TO◯やインス◯のフォロワーもかなり多いらしい。

こいつらがなんで俺に声を…

 

「音村…お前…鳴上さんと今すぐ別れろ」

「はあ?」

「別れろっつてんの、聞こえねえのか?」

「なんでテメエらに空との関係にとやかく言われなきゃいけねーんだよ」

「お前みたいなチビゴリラ、空ちゃんに相応しくねーからだよ」


チビゴリラ…172cmあるからチビではねーだろ 

クソッ…自分らが180超えだからってチョーシこきやがって


「……うるせえ、黙れや」

「は?何だその態度?」

一人が胸ぐらを掴んできた。


(……マジかよ、前まではびびって何も言えなかった奴がここまで……舐められすぎだろ、俺。)


「離せよ。マジで面倒くせぇ。」

「調子乗んなよ、元ヤンとはいえ友達も少ないクソ陰キャのくせに。」

「お前みたいなやつが、あの空ちゃんに関わっていいわけねーだろ。」


掴まれた手を静かに払いのけ睨みつけた。

その動作だけで相手の表情が強張る。

怒鳴り散らしていた声も、少し震えていた。


一人じゃ何もできねえ雑魚のクセに…

マジで今すぐ殴りてえ 

でも悠里との結婚のためだ、我慢…。


奴らは俺を睨みつけた

「チッ、うぜーんだよ!」

 

男はいきなり殴りかかってきた。 

避けようとしたが他の男が、後ろから拘束してきて避ける事が出来なかった


「オラ…まだまだ終わんねぇーぞ」

 

あー、痛え…


コイツらまとめて潰すのは簡単だ。 

指の付け根あたりが綺麗すぎる、だから喧嘩慣れもしてなさそうだし 

いくらリーチがあってもどうにかなるとは思うが…


問題はそこじゃない…喧嘩自体が問題なのだ


こいつら学校の中どころかネット上でも人気者だから何かあったらすぐに問題になる 

だからと言って抵抗せずに殴られても俺の顔の傷を見たら何か問題を起きた事がバレるだろう

 

マジでだりい

どうすればいいんだよ…

 

とりあえず逃げるしかないよな

殴られてやり返さねえのはマジでイラつくが仕方ねえ

  

俺は後ろの男の拘束を力づくで引き剥がし、逃げようとしたら…


「おい!お前ら!ここで何をしている!」

 

クソッ!まじかよ…

終わった…完全に…


そこに現れたのは 一条 翼 (いちじょう つばさ) この学校の理事長の娘でもあり生徒会長でもある人物だ 

容姿端麗で文武両道 

空並みのスペックの持ち主だ 


顔は中性的で美しいが性別が女性とすぐわかるくらい胸が大きくスタイル抜群

身長も俺と同じで女にしては高く男子より女子にとんでもなくモテる 

優しく頼り甲斐がある皆の憧れの存在……らしい


「ここで何をしているんだと聞いている」

「い、いや…何も…」

「へー、私から見たらそこの三人がコイツを襲っている様にしか見えなかったけど?」

「うっ……」


やべえ…

どんな理由があっても問題を起こしたら俺は終わり 

ここは…本当は嫌だけどあいつらを庇ってやるか


「いやいや!俺らはただ遊んでただけだって!なあ?」

「お……おう…」

「…………」

「ほら!お前らもう十分じゃれあっただろ!部活もあるだろ?さっさと行った方いいんじゃね?!」

「……チッ」


そうして三人は去っていた


「じゃー俺もそろそろ…」

「誤魔化せると思ったの?」

「い、いや…」

「それに普段は寡黙なのに今は焦ってまるで別人のようだよ」

う……駄目か…全部バレてる…

「確か次問題起こしたら退学…だよね?」

「………」

「はは、大丈夫だよ?前みたいに全部無かった事にしてあげるから」

「………」

「そのかわり、わかってるよね?」


そう言い俺の股間を摩ってきた


「ッ…」

「そろそろ "二人目" 欲しいなーって思ってたんだー」

「いいよね?」

俺は頷くしかなかった

「ふふ、それじゃあ生徒会室に行こうか」


俺はニヤついた顔の翼について行った

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