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第1章 旅立ち

・ファンタジー ・冒険もの ・儀式 ・マルチエンドの真エンドルート ・主人公目線


主人公・ユナム(ラテン語・夢) 男・16歳 髪の色はグレー(銀髪に近い)・目の色は薄青い

冒険者として世界を旅していく物語。

目的・先に旅立った幼馴染との再会/冒険など

世界・大きな大陸が5つある。主人公の故郷/キニゴスの町があるレスカテ王国(中央)から始まります。


 主人公が唐突に見る夢、それは意味深で‥その後の行動で変化する物語。



 どこかの城の中・・謁見の間に王様やお后様が居て、その目の前には膝まづく王子のような姿の男性と数人の仲間が同じように膝まづいていた。


 厳かな雰囲気の中、王は口を開く。

「旅を通して戦い抜き、再び戻る時には・・・」と言った所で今度は王子が顔を上げ「分かっております」と言い、立ち上がると他の者たちも立ち上がる。


そして、真っすぐ王の目を見て王子は「行ってまいります」と言い、一礼。


謁見の間から仲間たちと共に去って行く・・・。


 と、そんなリアルな夢を見た・・と、俺は目を覚ました。


 俺の名は、ユナム。今年やっと16歳になったばかりだ。

部屋の窓から外を見る。変わり映えのないキニゴスの町・・。

今日も町のみんなは、忙しそうに働いている。


俺は、今日やっと冒険者登録して、冒険者になる。

ホントは、去年冒険者になりたかったんだ。


 なんで去年なのかって?


この世界では、各国の王子・王女が17歳を迎えると各地を旅して王に相応しい者の証を集めて、聖域にて掲げる事で『賢王けんおう』と呼ばれ、各国の頂点の権力を得る儀式が行われるのだ。


 ちなみに、現・賢王は・・ココ、キニゴスの町がある<レスカテ国>の王様なんだ。そして、俺は去年旅立った大国・アソオス国の王子の旅立ちに同行したかった・・という訳。


 俺はその時はまだ、許可が出ない15歳で・・本当に悔しいったらないぜ。


とにかく、やっと16歳だ。

まずは冒険者ギルドで登録してから・・なんて考えながら、支度を整えて階下へと降りて行く。


 両親は仕事へ行ってるようだった。


昨日は、やっと冒険者になれる事が嬉し過ぎてなかなか寝付けなかったせいもあり・・・今は、昼だ。


家に在ったパンを食べ、外へ。


ココは、町と言ってもわりと狭い。まぁほとんどが、農地なんだから仕方ないともいえる。


冒険者ギルドは酒場と併設である。

だが、昨夜の晩飯時の親との会話で、ギルド長が不在で隣町まで行かないと登録出来ないとか、ひどすぎだろ・・と思いながら、わりと大きなため息をつく。


 近所のおじさんが、声をかけてきた。

「よぅユナム、盛大な溜息だな~」

「仕方ないじゃん。ギルド長、まだ戻らないんだろ?」


ギルド長は、所用で隣町や王都へ行く事も多い。

この近辺は比較的安全だからかも知れないが・・タイミング悪すぎる。


町のみんなは、俺が冒険者になるのは、子供の頃からの夢と知っている。

隣のおばさんが、俺に気付いて声をかけてくれた。

「ユナム、これから出かけるのかい?」

「おばさん、こんにちは。えぇ店寄ったらすぐに・・」

「もし、旅先であの子に遇ったら、様子を・・・」

「分かってますよ。おばさん」


おばさんの子供、アイラは俺の幼馴染だ。

ストレートの黒髪に赤い紐みたいなリボンをつけた、わりと好戦的な女子だ。

小さい頃から、俺たちは二人とも、アソオスの王子のお供になるのだと戦い方、旅での生活の仕方などを大人たちから習って来たんだ。


なのにさ、アソオスの王子・・先に17歳になったから・・。

まぁアイラが王子のお供になってるかは知らないけど、どっかで遭遇出来たら遅くなったけど、今からでも仲間にしてくれないかな~とか、考えてる訳で。


と店に着く。


 武器と防具を扱う、よろず武器屋へ来て最低限の装備を整える。オマケで軽い盾をもらう。あとは獲物捕まえた時用のナイフとかもオマケしてもらう。


 アイテム屋へも寄る。街道通ればこの辺りは、ほぼ魔物が出ないから必要性はないけど、この先冒険する中では必須だろうし、いくつか買っておく事にした。家にある、少しづつ集めていたアイテムもバッグに詰めて・・。



 家の中で、いろいろな物を準備してたら・・いつの間にか夜になっていた。

仕方ないので、旅立つのは明日にして、夕食を食べ明日出発と伝える。


ベッドで眠れるのも、これからは毎日って訳には行かないだろうな・・って考えながら、いつの間にか眠ってしまった。


翌朝、期待はしてなかったけど・・やっぱり、ギルド長は帰ってきてなくて街道通って隣の町へ向かう事になった。


両親から昼飯をもらったり、他の町の人達もみんな口々に「気を付けて行ってこいよ」と声をかけてくれた。

でも、まだ安全な街道しか通らないけどな・・と思いながら、俺も元気よく

「いってきます!」と手を大きく振りながら、キニゴスの町を出たのだった。



町の外は整備された街道が通っている。

馬車が二台並走しても通れそうなくらい広い。

これも、現・賢王のレスカテ王の采配によるところらしい。


街道には、多くの旅行者や冒険者や商人の馬車が往来している。

途中で休んでる商人たちの話し声が聞こえてきた。

「そういやこの国の王子も最近、旅立ったんだそうだぞ」

「今回は2国の王子のどっちになるんだろうな・・」


まぁ王子でも王女でもそうだけど、1人であっても各地を巡る儀式は必要らしくて、聖域に到着すれば必然的に選ばれるらしいけど、今回みたいに2国とかになると、聖域での決闘が必要らしいんだよな・・。


他にも冒険者グループの横を通った時は、あのアソオス国の王子の話もしていたんだ。

「アソオス王子、今は『炎竜えんりゅう』ってグループ名で各地を巡ってるんだってよ」


 そう。王子たちも冒険者ギルドに所属するパーティとしての名前がある。

入りたがる冒険者は多いと聞くけど、アソオス国の兵士と女冒険者が居るって話は聞いた事があった。


 とにかく、まずは冒険者ギルドで登録が先だ!

その次は、手頃なダンジョンで腕試ししてからって思ってる。


と、そんな感じで街道を進んでいると・・隣町・・・


つまりは、城下町への入口の城壁口じょうへきぐちから中へと進む。

街道を通って来た者は、基本的に何も止められる事なく入れるようになっている。ココには何度も親たちと一緒に買い物などで来た事がある。


大通りを城へ向かって進み、左手にあるギルド本部へ入る。

受け付けの美人過ぎるお姉さんに声をかけ、やや緊張してきたが問題無く登録証を受け取る。


この世界でのギルドは、冒険者ギルド(酒場や宿屋と併設)と商人ギルドの商館の2タイプがある。


冒険者証には、ランクというモノが表記されていて、これによって冒険者を管理してるらしい。


 どういう事かと言うと、ランクごとに入れる場所が決まってるんだ。


今は入ったばかりだから、ランク1。

この状態では、町の中にある”試しの洞窟”のランク1エリアをクリアしないと、資格アップ試験も受けれないし、他のエリアへの道も閉ざされて、キニゴスの町や街道の往来しか出来ない状態なんだ。


ちなみに、冒険者のランクは5でMAXでそれ以上は無い。

ランクアップ試験の最初のランク2への試験だけは、登録した場所のギルドでのみ可能で、他はレベルがある程度高い・ランクアップに必要ポイントがあるなどの条件をクリアしてると、ギルドでギルド長からの承諾によってランクが上がるという形を取ってる。


自動で繰り上がらないから、少し面倒ではあるけど・・。

どうやら、高いランクの冒険者に魔物の討伐依頼とかしやすくする為ってのも、前にキニゴスの町のギルド長から聞いたんだよな・・。


なんて考えてる辺りで、受付のお姉さんの説明も終わって、やっと試しの洞窟へ入れる事になった。町を探索するのも良いけど、今はさっさとランクを上げたい所だから、さっそく・・あ、そうそう。


ココは城下町だから、宿屋を探しておかないと。

先に予約しておかないと、夜に来ても満室で入れないとかっていう事になりかねないんだって、これもうちのギルド長のおっさんが言ってたんだよな。


ギルド本部の中から入れる宿屋で、冒険者のランクに応じて値引きしてくれるって話だった。予約しておき、前金を払っておく。夜に来ると伝えてギルドから出る。


ギルドから大通りを再び北上して、左手奥に見える砦近くへ向かう。

魔法具店を横目に、奥へと進むとひとりの兵士が立っている。

兵士「冒険者証を提示してください」

さっき渡された物を差し出す。

兵士「確認しました。中へお進みください」


洞窟の入口は、何も無いように見えるけど、子供の頃にこの近くを通った時に見たら冒険者証を見せてる間に入ろうとした冒険者が見えない膜みたいなモノに遮られて入れてなかった事を思い出してたから、兵士が言うまで入らなかった。


中に入ると最初は暗さで目が慣れるまでは、動けずにいたが・・・次第に目も慣れてきたから、進んで行く。


入口周辺には魔物は、出ない。

途中いくつかの横道を見るが、ランクに応じた色の灯りで封じられているようだった。これが、ランク2や3になると、都度入れる場所が変わるらしいって話だ。


 現ランク以下は、いつでも自由に入れるみたいだけどな・・・。


まだランク1の俺はずんずんと先へと進んで行き、低級魔物を倒していく。

奥に進むほど、強くなっているようだったが、ギルド長にも稽古つけてもらってた俺としては、難なくクリア出来たらしく、ボスを倒して宝箱の中身回収・・剣だった。そして、床に表示されてる魔法陣の中央に乗る。


戦ってる時は出ないこの魔法陣は、入口のフロアに瞬時に戻してくれる優れものなんだとか。有難いと思いつつ、洞窟を出てギルドへ戻る。


そんなに時間が経ってないように感じてたが、洞窟を出ると夕暮れだった。

ランク1の試験は基礎問題のクリアだけだったから、さくっと終わり、ランクが2になった。


また試しの洞窟へ行ってもいいし、他の地方へ冒険へ行っても・・

とそんな事を思ってると、唐突に腹が鳴った。


そういえば、昼飯食べてなかった。


宿屋に戻り、部屋の中で親からもらった昼飯を晩飯として食べてベッドで眠る。


明日から、いよいよ冒険の始まりだ!・・と思いながらも眠りにつく・・・



 今日行った、試しの洞窟・・・。


 赤いランプのランク2の洞窟の先・・

旅立つ前に見た、あの王子の姿が見えた。

王子とその仲間たちがランク2では出そうに無いような魔物と戦っている。

その内、仲間のひとりと思われる兵士が王子を庇い、重症を負う。




  ・・・・これは 夢 だ。


そう思いながら、生々しい鮮血の赤さを思い、朝から気分が悪くなるくらいのリアルさのある夢を見てしまった。これはアレだな・・と思いながら。


読んで頂き、ありがとうございました。

・少しづつ書いていきます。


=この世界の冒険者ギルドについて=

・登録の際は、ギルド長の居るギルドで登録すること

・町(街)・村・里には必ず大小の違いはあるが、存在している

・各ギルドには受付の人だけでなく、ダンジョンや魔物の情報を扱う案内人が居てランクに応じた内容を教えてくれる。中には話し好きな人も居るから注意(話を遮れずに夜になってしまうという事例)が必要な所もある。

・ギルド1階・掲示板に依頼(クエスト)を受けれるメモ書きが張り出されている。受ける際には受付に提出してから出発しないと目的の物を持ってきたりしても受理されないし報酬も、もらえない。

・ギルドの中には、宿屋や酒場と併設してる所が多いが、店が出てる場合もある。主に魔物素材などを扱っている。店主が居る時のみ購入可能。

・ランク3以上のランクアップ試験では、専用のダンジョン攻略が必要になる。そのダンジョンはギルド長の鍵が必要で専用のダンジョンはギルド内からしか入れないらしい。※探しても見つけれないらしい。

・ランク=冒険者を現すモノ

・ランクに応じて冒険者証(ギルドカード)の色も変化する。その色に対応した場所への立ち入り可能。

・ランク1・白 ランク2・赤 ランク3・黄色 ランク4・青 ランク5(MAX)・黒

ちなみに、ギルド長は全員、黒の5。


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