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9. 気になるのは、三谷(三谷視点)

昨夜は一睡もできなかった。


長濱に気持ちが伝わったはず。


週明けからどんな顔して

長濱に会えばいんだよーーー


それでも昨夜のことを思い出すだけで、

胸がいっぱい。


長濱の連絡先を知らないことが悔やまれる。

連絡先さえわかっていれば、

昨日の真意も想いももっと伝えられたのに・・・



はぁ・・・

コーヒーでも飲もうか・・・

あーーー豆がない・・・( ゜д゜)

買いに行くか・・・散歩がてら・・・



いつものカフェに豆を買いに出かけた。



ーーーー


店に着くと中は休日ということもあって、

満席だった。


どの種類の豆を買おうかと

カウンターの前で悩んでいると、

聞き覚えのある声が聞こえてきた。


声の方に目をやると



・・・長濱?!

・・え?ちょ!!運命。。。!!涙



え? 向かいの席に男???

んーーーよく見えない・・・

ん??もしや、お父さん?な訳ないかぁああ!

??

あれ?

前に、居酒屋帰りに話をしていた人??




2人が席を立つのが見えて、

何も買わず三谷は2人より先に店を出た。


逃げてしまおうか・・・

でも・・・

どうしても確かめたくて、

どんな関係で、誰なのかを。



店の前で2人が出てくるのを待つことにした。



気持ちがざわつく。

彼氏なのか、

いや、兄弟ってこともあるか?

(ないのはわかっているが自分を励ます意味でも

 想定は増やしておく 涙)



2人が店から出てきた。



長濱を見るといてもたってもいられず、即座に


「長濱、偶然だね!

 そちらは??」




「三谷さん!!

 え、えっと、こちらは。。。」



長濱が口ごもった・・・

顔も赤らめて・・・

これは・・・彼氏なの?・・・( ;∀;)




すると横にいた男が

「初めまして、

 メイの元婚約者の椎名です。

 メイがいつもお世話になってます!」

と即座に割って入ってきた。



・・・

元婚約者・・・?

なぜ今??


そして、イケメン・・・

男の俺が見ても、この人、かっこいい(/ _ ; )


あれ?

・・・

この顔どっかで見たな・・・



!!!!!!




木村の家で話していたアイツだ。




・・・。




「そうですか、こちらこそ、とてもお世話になっています。

 長濱さん優秀だから^^

 僕、ここのコーヒー豆が気に入ってて、

 買うときはいつもここなんだ!

 ではここで。

 長濱、また週末、会社で!」




そう言って店に入り、2人と別れた。。。

あれは・・・間違いなく、木村の話していた浮気して婚約破棄したヤツ。

やたらイケメンで記憶が確か。

そして、浮気相手の旦那への慰謝料を元婚約者に払わせようとしているヤツ。


そんなやつと長濱が・・・



怒りが湧いておさまらない。

長濱がそれでもアイツを選ぶのか!?




一旦店に入ったものの、

すぐに店を出て2人を追いかけた。



すぐに2人が目に入った。



でも、2人を追いかけたところで、

俺はどうするつもりなんだ。

なんて声をかけるつもりなんだ・・・


立ちすくんでいると、

2人の会話が聞こえてきた。




「もう一度やり直せないかな?

 俺たち。」



・・・



「・・・えと、あの・・・」



「少し考えてみてよ。

 一緒に過ごした時間も思い出してほしい。

 俺は、やっぱり、メイだと思ってる。

 あのときのことを何度も悔やんだ。

 今度こそ、必ず、幸せにする。

 だから、考えて欲しい。俺のこと。

 

 ・・・週明け、月曜19時あのカフェで待ってる。」




腹が立って仕方がなかった。


長濱をこのまま見過ごすことは絶対にできない、

今行動に移せていない自分に腹がたつ。




長濱はどう思っているんだろうか。

元婚約者とこうやってカフェに来るんだから、

きっと忘れられない気持ちがあるのだろうか、

もしかしたら、寄りを戻したいという想いもあるのだろうか。


気になる。

長濱の気持ち。



次の月曜日、

さっきのカフェで

長濱は笑っているのだろうか。




そのとき、

メイと別れた椎名の表情が三谷からはっきり見えた。

嫌な目つきで口角を上げてニヤついていた。。。


そのあとすぐ、携帯を取り出し、何やら話をしているようだった。

「例の件ですが、

 大丈夫そうです!

 はい、来週中には300万円用意できそうです!」



その会話がきこえてすぐ、

頭で考えるより先に、


「ちょっといいですか?」


椎名に話しかけた。


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