登場人物紹介1(ネタバレ注意)
〇メイン
・「小山内拓斗」……本編主人公。県内の公立高校に通う現役高校生。
目元を隠すほどに伸びたぼさぼさの髪を持つ眼鏡をかけた平凡な少年。
重度の中二病患者で、堕神ルーテシアによって地球侵略の代行者に選ばれ、ノリノリで協力している。
地球侵略を創作物のように演出し、登場人物として楽しもうとしている。
「闇黒神皇・ザ・ナイトメア」……小山内拓斗――「タクト」が堕神ルーテシアの力によって変身した姿。
拓斗から一回り大きくなった身体と大人びた顔立ちを持つ。
金色の瞳に銀色の髪。天を衝く王冠を思わせる黒い角に、闇が凝縮したような漆黒のロングコートを纏う。
能力は「失黒十字」。自分の願いを実現する堕神の能力をタクトが自分用に変化させた能力。
黒い十字架を作り出し、一つにつき一つ能力を持たせることができる。
主に武器に変化させて使うが、翼に変えて空を飛翔したり、身を守る防御結界や能力の干渉を防ぐ力場を作り出すこともできる。
・「ルー(ルーテシア)」……侵略者の組織「オルドナギアの堕神」。タクトに力を与えたために、子供の姿になり、性格も子供のようになってしまっている。日本のオタク文化にハマって、オタクになっている。
・「堕神ルーテシア」……ルーテシアの真の姿。
腰の位置よりも長く伸びた純銀の髪に金色の瞳を持ち、漆黒の光を王冠のようにして頭上に戴くこの世ならざる美貌を持つ女神。
六枚の黒い翼を持ち、女性として完成されているとすら思える極上のスタイルを持ち、光のない宇宙よりも暗い闇を凝縮したようなドレスを纏っている。
今とは違い、寡黙で楚々とした性格。
・「リオナ」……肩にかかるほどの長さで髪を整えた少女。あどけなさの残る顔立ちは、少女から大人の女性に羽化する間際のような儚さを感じさせる。
オルドナギアに属するルーテシアの副官。真面目な性格で、ルーテシアとタクトに振り回されて胃を痛めている苦労人。
〇光輝姫
女神エルファシア(堕天する前のルーテシアの力の残滓)によって、地球を侵略する者から守るために力を与えられた戦うヒロインたち。
・「天ヶ瀬結乃」……眼鏡をかけたおさげの少女。明るく天真爛漫な性格。タクトの同級生。
「シャインセス・ハート」……結乃が変身する光輝姫の一人。ピンクの髪を持ち、「シャインソード」という身の丈ほどの両刃剣を武器にする。
・「宝生一早」……癖のないロングヘアを持つクールビューティー。
「シャインセス・ムーン」……一早が変身する光輝姫の一人。青銀色の髪をしており、「シャインロッド」という長い杖を武器とし、光を刃に変えてハルバードのように使う。
・「吹谷千景」……ギャル系の少女。
「シャインセス・エアル」……千景が変身する光輝姫の一人。黄色の髪を持ち、「シャインマグナム」というマスケット銃に似た形状をした武器を使う。
光輝姫のモデルは日曜の朝に放送されている世界を守るために少女たちが戦う「プリティア」というアニメ。
〇ドミネシオン
・「東亮太」……目元まで髪を伸ばし、眼鏡をかけた、いかにもというオタク風の男子。タクトの同級生であり、オタク友達でもある。
ドミネシオンの使徒「ギゼ」に「シード」という力を与えられ、鬼人のような姿になって苛めていた同級生を痛めつけた。
一方で、世界を良くしたいという願望があり、ドミネシオンから与えられた力で世界を変えようとしたが、タクトに阻まれた。
〇「ギゼ」……世界に宣戦布告したドミネシオン(宇宙国家連合に反抗する組織)の関係者。
〇オルドナギア
・「ベルギオス・ランスバルト」……オルドナギアの首領を補佐する「四天王」の一人。組織と首領に忠義を尽くす実直な性格で、首領からの信頼も厚い腹心。
鋭利な光を宿す金色の目を持ち、くすんだ金髪をオールバックにしている。黒い紋章の浮かんだ精悍な顔立ちを持ち、細身だが鋼のような屈強な肉体を持つ。
組織全体の統制と人員管理に多大な権限を与えられており、空間を操る能力を持つ。
それを利用した固有能力――「独自空間跳躍」によって、単身で超長距離を移動することができる。