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団子食べたい  作者: 社容尊悟
プロローグ
1/65

団子山壱


 彼の性格は明るく快活。友達もそこそこいて、人望にも恵まれている。

 背も高くて勉強もスポーツも得意。その上、顔はそれなりに整っている。中の上といっていいだろう。

 ここまでレベルが高ければ、女子達が放っておかないはずだ。

 だがしかし――彼がモテない理由は、壊滅的なファッションセンス以上に、強烈な個性にあった。

 彼は――団子山壱だんごやまいちは、何よりも団子をとうとび、何よりも愛しているのだ。

 それが、団子好きの中学生探偵、団子山壱の生態だ。


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