プロローグ 〜終わりから始まる物語〜
どうも!初めまして!
しゅんぺぇと申します!
今回初めての創作なのでめちゃくちゃダメだしが多いと思いますが、そこを指摘して下さるなら優しく、それ以外の方は生暖かい目で見て頂けると有難いです( ◜௰◝ )
俺は一体いつから…こうなってしまったんだろう…
もしかしたら物心がついた頃からかも知れない
幼い頃から周りは世間体を気にするせいで俺は一人でいる事が多かった。
…羨ましかった
…望ましかった
…して欲しかった
普通の人として認めてくれることが
だけど世間体はそんなのを許してくれない…ましてや受け入れてくれる筈もなく、両親を除いて皆が俺の事を
「悪魔の子」
と罵る様に呼んでいる。
……あぁ、この世界は俺の事を必要としていないんだろうな。
「はははっ……必要とされていないのになんで俺は生まれてきたんだ」
女は日本人、男はアフリカ人の2人が周りの反対を無理矢理押し通し、結婚し子供ができた。
その子供は父親の遺伝子を強く引き継いだのか、その子供の肌の色は日本人の顔なのに、日本人では有り得ない黒色の肌だった。
その子供が「西園ザック」だ。
多分これだけならまだ俺は希望を持って生きていけたと思う。
しかし世界は甘くはなかったらしく、周りの反対を無理矢理押し通したせいなのか周りは俺の家族を村八分状態に仕立てあげた。
近所は無視をし、会社はクビにされ、役所は相手にせず、病院は門前払い。
そうなると必然と家計は厳しくなり、生活は荒れて人も荒れてくる。きっとそのせいだと思う。父親は捕まった。
食事も2日に1回取れれば良い方になり結婚した当時の写真と比べると別人のようにやつれているのが分かる。我慢が出来なかったのだろう。父親は盗みを働いた。コンビニで弁当3つを抱えて逃げたらしい。
その後警官が追いかけてきて、追いつかれ肩を掴まれた瞬間にバランスを崩しコケそうになった際に警官の顔面に後頭部がぶつかり公務執行妨害で捕まった。
しかし1ヶ月後父親は刑務所内で死んだ。
自殺だった。食事で使う皿を割った破片でリストカットして出血性ショック死したそうだ。
味方が一人居なくなった
残るは母親だけだ。父親は無理だった分は母親だけでも俺は頑張った。家計的に高校には行けないから隣町まで歩いて日払いバイトを俺はやって母親に少しでも楽をさせてやりたいし、いつか大きな家でゆっくり過ごすという夢を果たすために今をひたすら頑張らないといけないんだ。
…そう思っていた。思っていたんだが…
…この世界は本当に俺の事がキライらしい
父親が死亡報告からちょうど1ヶ月経った今日、母親が家で首を吊って死んでいた。
何もかもを失った。いや生まれた時から何も無かったのかも知れない。そうじゃなければ俺はずっと
色の無い世界しか見たことがない訳が無い筈なんだ。
もう俺は生きる希望すら失った。真っ暗だ。
色どころか閉ざされた道すら見えなくなった。
見えないが、今全身には絶望を感じることが出来る。
いっその事俺も死んでしまおうか
生きることより簡単じゃないか?
死んでしまえば両親に会えるじゃないか
もう天国でも地獄でもどっちでもいい
「でも生まれ変わったらどうするんだ?」
もし生まれ変わったらか…
それならこの世界で味わった苦痛が存在しない世界に生まれ落ちたいな…
色が見たい
もっと人の優しさ、温かさに触れたい
そして何よりも大切な人を失った辛さをもう二度と実感したくない
「だからッ!!!そんな辛さを感じない世界で生きていきたいッ!!」
身体が…頭が…俺の五体全てが身を投げ出して両親に会いたがっている…
俺は考えるのは辞めた…それでも理解している事が一つだけ分かる
それは………今向かっているのは
死
叶うと良いな…俺の願い……
《了解しました。それでは今からその世界に転送を開始致します。》
「え?」