高校生にうどん屋の場所を聞かれても困るという話
これは高校生の時の話なんですけど、当時香川県の街中にある高校に通ってたんですよ。
ある日友達と下校していたら、知らないサラリーマンのおっさんに
「このあたりで今から食べられる美味しいうどん屋知らない?」
って聞かれて、
「ごめんなさい、知らないです」
って答えたらチッて舌打ちされたんですよ。
あのさぁ、高校生が美味しいうどん屋そんなに知ってるわけないでしょ!
普通にお昼は校外出ずに学食でうどんをテボ※で湯がいて※食ってるわ!
※テボ:鉄砲ざるのこと。ラーメン屋とかで店主が湯切りするときに使っているアレ。なぜ鉄砲かというと、玉(弾)を入れるから。
※湯がく:注文するとどんぶりに入った麺だけ渡されるので、それを暖める&ほぐすために湯がく。
出汁は湯がくコーナーの横に置いてあるので、湯がいた後にお玉で好き勝手にかける。
放課後は放課後で買い食いするなら駅前のお肉屋さんで唐揚げでも食べるか、ケーキ屋さんで優雅にお茶会でしょ! わざわざうどん屋行かないよ!
そもそも、そんな時間(18:00)に開いているうどん屋がどれだけあるか!
土日の部活でお昼食べに行くお店は何軒もあるけど、だいたい午後の3時には閉まっとるわ!※
※お昼の客をメインターゲットにしているので、お昼しか営業しない店が多い。朝や晩に営業する店もあるので、きちんと調べてから行くと良いかも。しかしお昼にしか営業しない店の一部は、玉切れ終了(うどん玉が無くなり次第閉める)なんてところもあるので、時間にぎりぎり間に合ったからといって食べられるかどうかわからないのが難しいところ。
そもそもうどん部※の学生でも無い限り、高校生がわざわざいろんな所のうどん屋に行かないから!
※うどん部:高松高校吹奏楽部に存在する非公認の同好会。県内各地のうどん屋に自転車で遠征しているらしい。
それに、だいたい近所の店が「香川のうどん屋100選」に選ばれるくらいには美味しいのに、わざわざ時間かけて遠出して、わざわざ並んで食べると思います?
そんなことするくらいなら、普通に近所の店で玉買って※家でゆっくり食べますわ。
玉買い:一玉いくらで持ち帰り販売しているお店も多い。家族分とか買うから6玉とか10玉とか買う。
そんなわけで、香川県民みんながみんなうどん屋に詳しいというワケではない! という話でした。
(車乗ってからいろいろ行くようになりましたが、そうでもしないと行けないような辺鄙なところに名店多すぎるんですよ。最寄り駅から徒歩40分延々田んぼの中を歩いて行くとかとかやってられない。そもそも、そこまでしなくても近所のうどん屋が十分美味しいですからね……)
うどん好きが高じて、異世界転生は良いけどうどんが無きゃ死ねる! と思ったので、うどん召喚する能力を貰って異世界に行く話なんかを書いていたりします。