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昼寝

 猫の生活はまぁ狩りさえ上手く出来れば案外気楽である。

 まず、昼前暖かい時間は兎に角眠い。

 此れは種族的なものだろう抗える気がしない。

 大抵はシフォン婆ちゃんの薬屋の窓辺でうつらうつらとしている。

 そうだな…大体活動するのは夕方になるちょっと前くらいから酒場が盛況になる時間帯だから多分21時頃迄かな?

 時計とか無いので時間は大抵ルーズだ。

 街は時を知る施設として、日に三回教会らしき所の鐘を鳴らしている。

 早朝日が昇ると同時、夜日が沈むと同時、その丁度中間と思われる時間の三回だ。

 恐らく魔法か何かで日の出入りを察知して鳴らしているのだろう。

 正解に時を刻むと云う概念は無いようだ。

 日の出と共に起きて仕事を始め、昼の鐘で小休止を入れ、夜の鐘と共に帰宅する。

 人族は勤勉だねぇ~なんて考えながら俺は昼寝を楽しむのだ。


 時折寝ている俺の耳裏や首筋、手足のにくきゅうをなぶりに来る冒険者等がいる。

 女、子供が多い様だ。




 ―フッ、人気者は辛いな…。


 そんな中、最近妙な視線を感じる時がままある。

 気配を探って判ったのは人族の視線では無い事だ。

 だが視線を感じる方を探っても特に何も見付からない。

 むぅ………まぁ悪意は感じないから無視する事にする。

 そんな事よりも暖かい日溜まりでのんびり昼寝する事の方が重要なのだ!


 あぁぁぁ…ポカポカの陽気が気持ちいい…


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