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異世界の生活は原付と共に  作者: 夢見月
第二章(後半)原付「続・俺様の退屈で暇な一日」
26/32

原付「なんだか外が騒がしいな」

グロ注意

 

 楽しいショッピングに出かけた・・・の・・・だ・・・が・・・


「待っていたぞ『腰抜け魔術師』!!!今度こそ貴様を倒して俺様の名を世にしらしめる!!」


 はぁぁぁぁぁ・・・・。


 口から青いエクトプラズマが飛び出していると錯覚するほどのため息がでた。

 今日はあれか?

 やっぱりため息の日なのか?

 あまり認めたくない・・・じゃない、全力で認めたくないが、馬鹿がいた。

 またしても宿の前に馬鹿がいた。


「今日こそは逃がさん!!絶対に勝負してもらう!!!」

「だが断る。さて、いこうか」

『はい』

「シュル」


 空気を察したのか三匹とも間髪いれずに返事を返してくる。

 良い子達だね。うん。 

 てかこいつまた居やがりましたよ。

 名前なんだっけ?

 えーっとラピュ○の主人公っぽい奴・・・バズー?

 微妙に違う気がする。

 まぁいいやとてつもなくどうでもいいし。

 それにしてもこいつ俺を追い掛け回してよほど暇なのか?


「ま、まて!貴様分かっているのか?昨日逃げてばかりいたお前は『腰抜けの魔術師』と言われてるんだぞ!?」

「それがどうした?」

「え?いや、貴様も男だろう!?それでいいのか?」

「どうでもいい、ものすごくどうでもいい、心底どうでもいい」


 俺のスルースキルは53万です。

 さらに三倍まで変身なんか出来ませんが余裕で発揮できます。

 だから周りになんと言われようが完璧にスルー出来ます。


「ぐぬぬぬ、勝負から逃げる腰抜け。さらに男としての気概も無い玉無しか。しかし、今日はなんとしても勝負、いや、決闘してもらう!」


 筋肉馬鹿が昨日を再現するようにまたしても拳を地面に打ち付けた。

 ワーっと周りが盛り上がり俺達を中心に人垣が出来上がる。

 しかし昨日と違うのはちらほらと警戒心剥き出しの兵士が見えることだ。

 俺が魔術使ったら捕縛するつもりだな。

 使う気はまったく無いから捕まることは無いと思うけど。


「がっはっはっは!!今日は昨日のように逃がしはせんぞ。見ろ!今日は俺様の仲間がしっかりと周りを固めているのだ!!」


 周りを観察しているとなにやら馬鹿が馬鹿笑いをしている。

 しかたなく視線を戻して馬鹿をみるとなにやらポーズを決めた。

 すると人垣の中から四人の男が飛び出してきたが・・・。





 ・・・・もう嫌だ。


 馬鹿が。


 馬鹿が増殖した!


「ヌン!」「ハ!」「オゥ!」「セェイ!」

「キャ!」

「お嬢様見てはいけません、お眼が穢れます!」

「シュルル・・・」


 現れたのは馬鹿×4。

 最初の馬鹿と同じハゲの巨漢で上半身裸で・・・ホントもう嫌だ。

 見たくない。

 がっくりと項垂れる俺を無視してどこぞの五人戦隊のようにポーズを決めているらしい馬鹿ファイブ。

 一人なら耐えられたがこんなのが五人なんて立派な精神攻撃だ。

 完璧だと自画自賛する俺のスルースキルを一発で貫いてダメージを与えるなんて・・・。

 俺と同じでダメージを受けかけて悲鳴を上げた黒猫。

 それをとっさに抱きかかえて視界を塞いだ白猫。

 ナイスだ白猫、俺の可愛い黒猫が穢れなくてすんだ。

 ついでに俺の視界もその薄い胸で遮ってくれ。

 完全異種族のトカゲもこれには何やら感じるものがあるのか長い舌をさらに出してずっと唸って?いる。


「見よ!この完璧な肉体美!!この完璧な筋肉を!!我らこそ筋肉で右に出るもの無しといわれる『鋼の肉』団だ!!!」

『ワーーーーー!!』


 バッと最後の名乗りに合わせてさらにポーズを変えたらしい馬鹿達。

 合わせて周りから何故か歓声が上がる。

 それにしても語呂悪!

 しかも鋼の肉団子?

 むちゃくちゃ硬くて不味そうだ。

 ついでに今気が付いたけどせっかく囲んでいたらしいのに集まってちゃってるし。

 馬鹿のレベルも五倍なのか?


「がっはっはっはっは!恐ろしくて声も出まい!!」

「ハイオソロシイデス、ダカラワタシノマケデイイデス・・・」

「そうはいかんぞ!是が非でも決闘してもらう!!」


 ほんとなんなのこの馬鹿。


「あのさ、なんでそこまで俺にこだわるわけ?俺は『魔術師』アンタは前衛だろ?そもそも戦うのが間違いだって」


 相手にしたくないが今日は本当に逃がしてくれそうにないので、なるべく脳が認識しないように目を細めて視界をボヤけさせてさらに足元を見ながら気になっていたことを聞いてみた。


「貴様が『魔術師』だからだ!他の奴らは知らんが筋肉を持たない貴様がギルド長に気に入られ、さらに有名になるなど間違っている!!」

「確かさっきは俺様の名を世にしらしめる!とか言ってなかったっけ?筋肉持たない俺を倒しても名をしらしめることにはならんだろ?」

「何を言うか!貴様は一人で翼竜を倒しまくったそうじゃないか、その貴様を倒せば十分に名は広がる!!」

「・・・なんか言ってることおかしくないか?」

「何もおかしくは無い!貴様さえ倒せば全てがうまくいくのだ!!いざ勝負せよ!!」


 この脳みそ筋肉男!

 おかしいよね?

 おかしくないか?

 おかしくないのか?

 なんか俺も混乱してきた・・・。

 もしかして馬鹿が写ったのかもしれない。

 きっとそうだ!と、なるとこれはまずい。

 はやくなんとかしないと!


「わかった、勝負してやる。ただし俺の奴隷に勝ってからだ」

「なんだと、貴様ふざけているのか?」

「ふざけてなんかないさ、俺の奴隷にすら勝てないのに俺に勝てるわけ無いだろ?俺とやりたかったら奴隷に勝てばいい。ただし、今回限りだ。二度目は無い」


 当然だよね。

 こんな馬鹿・・・じゃなかった、こんな奴らと長々と付き合いたくないんだから。


「むむむ、わかった。それでいい。勝負だ!」

「はいはい、それじゃトカゲ宜しく」

「シュル!?我がやるのか?」


 何故かむちゃくちゃ驚いた反応を返してくるトカゲ。

 どう考えても一欠けらの疑問すら挟む必要のいくらい当然の結果じゃん。


「俺は最初から除外。黒猫は論外。白猫をあんな脂ぎった相手に触らせたく無い。となれば残りはトカゲ、君だけだ」

「シュルルルルル・・・」


 またしても唸るトカゲ。

 この唸りはどうやら嫌がっているらしい。

 でも最初からこの為に買ったんだし、ここは嫌がってもやってもらわないと。

 そんなトカゲは俺が折れる様子が無いと分かると、助けを求めて白猫に視線を向ける。

 白猫もそんなトカゲに目をやるが顔には笑顔、視線の中身は断固拒否。


「お嬢様、マニ殿がすぐにあれを蹴散らしてくれるそうですから。もう大丈夫ですよ」

「うう、マニさん。頑張って下さい」

「シュ、シュゥゥゥ・・・・」


 さらに黒猫を使って追い討までかけてるよ。

 白猫よ、そこまで嫌か?・・・そりゃ嫌だよね。

 トカゲは味方がいないとわかったのかタイヤから空気の抜けるようなため息をさせ、いつもの前傾姿勢をさらに落としながら馬鹿の前に出て行った。

 俺がしたこととはいえトカゲ、がんばれ。

 心の底から応援だけはしてあげよう。


「がっはっはっはっは!相手と言っても所詮魔物風情か?相手になら」


 馬鹿の言葉は突如として鳴った音に掻き消された。

 それはトカゲが尻尾を地面に叩き付けた音。

 激しく鳴らされた足元の石畳には僅かにヒビも入っている。


「ニンゲン、その汚い口を開いたこと後悔させてやる・・・」


 さっきまでの項垂れた様子が嘘のように怒りをたぎらせるトカゲ。

 怒り?

 怒りってどうしてだ?

 なんでここまで怒っている?

 上体をを起こし体全体に力を入れて筋肉を膨張させるトカゲ。

 引き抜かれたメイスを頭上で一回転させると、勢いそのままに地面に叩きつけた。


『ワーーーー!!!!』


 決闘受諾の合図に盛り上がる観衆。

 だけどいいのかこれ?

 なんかトカゲが本気すぎるんだが・・・。


「が、がっはっはっはっは!いいぞ!かかってこい魔物!!」

「黙れ!シャァァァァァァ!!」


 そんな俺の不安をよそに拳を構え挑発する馬鹿。

 そして怒りに任せて突撃するトカゲ。

 

 うーん、ま、いいか。

 二人ともやる気だし。

 邪魔するのも無粋だよね。

 こうなれば観戦モード。

 賭けも始まってるし乗っておこうかな。

 ここは当然トカゲに金貨1枚。

 俺の懐のためにもがんばって勝ってくれトカゲ。


「シャァ!」


 初手はトカゲの一撃。

 怒りの全力フルスイング。

 突撃の勢いそのままに振るわれるメイス。


「甘い!」


 いくら勢いがあってもばればれな攻撃。

 その巨漢に似合わない俊敏なバックステップで回避する馬鹿。

 へぇー驚いた、ただの脳筋木偶坊じゃないんだ。

 しかしそれをわかって攻撃したと思われるトカゲ。


「シャァ!」


 振りぬかれたメイスの遠心力をプラスしての回転尻尾攻撃。

 メイスより広い攻撃範囲。

 ステップを踏んで地面に足が付いたばかりの馬鹿は下がれない。


「ヌン!」


 しかし、瞬時に深く腰を落とし両腕を構えて防御の姿勢。

 激突する尻尾と腕。


「受け止めた!?」


 馬鹿の筋肉は飾りじゃなかったようだ。

 石畳の地面を割るほどのトカゲの一撃、それをその肉体で止めて見せた。

 って、なにこの馬鹿、むちゃくちゃ強いじゃん!

 驚いたのは俺だけじゃないようだ、まさか止めらるとは思わなかっただろうトカゲも目を大きくしている。


「せい!!」


 その隙を突く馬鹿。

 受け止めた尻尾をはじき飛ばし、体勢が崩れたトカゲに拳を繰り出す。

 トカゲは引き戻したメイスの腹でなんとか防御するが体勢が悪すぎた。

 踏ん張りのきかない状態で受け止めた力は止めきれず、メイスごとトカゲも吹っ飛ぶ。


「マニ殿!」

「マニさん!」


 安心して観戦していたはずの白黒猫からも声が上がった。

 トカゲは無様に転がされることこそなかったが受けたダメージが大きいのか即座に反撃に移れる力はないようだ。


「どうだ見たか!我が筋肉の力!我が肉体の美!これこそ究極の力だ!!」


 よろけているトカゲを見て気分をよくしたのか吠える馬鹿。

 究極ってことは絶対無いけど、でも驚きの連続だ。

 話に聞いたトカゲの実力はAランク相当。

 俺が実際に見た貴族の私兵相手の戦闘でもトカゲの力を十分に証明していた。

 しかしそのトカゲ相手に戦いを優勢に進めているこの馬鹿。

 俺なんか倒さなくても十分に名が知れわたるんじゃないのか?

 てか、おい、トカゲ!

 こいつ倒してくれないと俺がこの馬鹿と戦うことになるだろうが!

 手を抜くな、しっかりしろ!!


「シュルルルル、不覚。怒りに我を忘れるとは修行不足だ」


 俺の切実な願いが通じたのか乱れていた息を整えたトカゲが顔を上げた。

 ほ、よかった、諦めて試合終了かと思ったぜ。


「ふん、まだやるかのか魔物め、今なら半殺しにしておいてやるぞ?」

「シュル、黙れニンゲン、無駄話をやめてかかってこい」


 両者からの挑発。

 そして武器を構える二人。

 一瞬の静寂と緊張。

 たまらずに誰かがゴクリと息をのむ。

 瞬間に動き出す時間。

 合図を待っていたかのように起こった二度目の激突。

 先に攻撃態勢に入ったのは馬鹿だ。

 ドスドスと足音をさせてトカゲに急接近。


「は!!」


 気合の入った右ストレートがトカゲの顔面めがけて撃ち出される。

 俺だと避けることなんか考えるま間もなく命中するであろう速度。

 だがトカゲは見切ったといわんばかりに伏せて回避。

 しかしそこに馬鹿の追撃。

 トカゲ目掛けて馬鹿の足が迫る。


「せい!」

「シャア!」


 伏せた姿勢から全身のバネを使っての跳躍。

 トカゲはその緑の体を空高く浮かばせ馬鹿の蹴りを避けた。


「何!?」


 驚く馬鹿を見下ろすトカゲ。

 その交差は一瞬。

 そして振り下ろされる必殺の一撃。


「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

「クッ!」


 その選択は間違いだよ・・・。

 回避が間に合わなかったのか驚いてその瞬間を見逃したのか。

 馬鹿が選んだのは防御。

 筋肉の鎧を纏った極太の腕が交差され頭上に掲げられる。

 それに対するのは鉄の塊。

 結果は見えている。


 ゴキ!ボキ!!グチャ!!!


 トカゲの全体重、トカゲの腕力、鋼鉄の重量、落下の運動エネルギー。

 それらは安々と筋肉の鎧を引きちぎり中を露出、骨を粉砕。 

 そしてそれだけじゃ足りないと肩に突き刺さり食い破る。


「グァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


 馬鹿の絶叫。

 獣のような叫びに合わせて血が噴出。

 俺の側まで降ってきた。

 わーお・・・まさに血の雨だね。

 すぐにトカゲは離れたがまともに血を浴びたのか体は赤く染まっていた。


「シュルル、我の勝ちだ」

「師匠!」「団長!」「親方!」「リーダー!」


 なんかかっこつけてるトカゲの後で増殖馬鹿達が必死に応急処置をしている。

 少なくても両腕の粉砕骨折に右肩の骨折で全治1年?

 てかここの医療技術がどんなもの知らないけどほとんど千切れてる腕がくっつくのか疑問だ。

 でも、まぁ、応急処置は適切みたいだし死ぬことはないかな。


「これで決闘は終り。もうケンカ売ってくるなよ」


 たぶん締めは俺がしないといけないと思うから血だまりで足が汚れないように近づいて声をかけた。


「てめぇ、団長にこんなことして逃すと思ってんのか!」


 俺の言葉に応急処置をしていた増殖馬鹿Aが突っかかってきた。

 すぐにトカゲが俺と増殖馬鹿の間にはいって牽制。

 おお、なかなかいい動きだぞトカゲ。


「そういう約束だろ、それとも約束を破るつもりか?」

「知ったことか、団長の敵だ!」


 トカゲの肩越しに質問を投げると、増殖馬鹿は頭に血が上っているのかファイティングポーズ。

やる気満々ですね。

 俺を守るようにトカゲが血の付いたメイスを構えて一触即発の雰囲気。


「や、やめ・・・ねぇか」


 そこに水を差したのは倒れていた馬鹿。

 自分の血で汚れた青白い顔が俺に向けられる。


「俺の・・・ま、負けだ。くそ・・・次は、かって・・・てめぇと勝負・・・してやる」


 うわぁ、見ちゃったよ・・・。

 両腕から噴出す鮮血に断面から見える赤黒い筋肉繊維、所々に取らばる肉片のこべりついた白い骨のかけら。

 近づいたから良く見える怪我の様子。

 うん、かなり気持ち悪いね。

 しかし驚いた、よくもまぁ喋れるもんで

 俺ならショック死してもおかしくない怪我なのにやせ我慢もここまでくれば褒められたもんだ。


「さっき言いっただろ、二度目無いって」

「ぐうぅ、そう・・・だったな、残念だ・・・これが決闘だからな。て、てめぇらも・・・わかつつぅ、わかったな」

『へい!』


 さっきまで構えていた増殖馬鹿も一緒に声を揃えて返事をした。

 うむ。ここの人達、と言うかここの冒険者は妙に物分りがいいね。

 いつぞやの髭もじゃも俺にやられた後は素直だったし。

 そこら辺は好感持てるかな。

 そんなわけで朝一番からの決闘は終了。

 馬鹿は馬鹿達が応急処置をすますと巨体を抱え上げられて医者の所に持っていかれた。

 それを見届けた周りの野次馬も解散。

 幸いにも俺は兵士に咎められることは無かった。

 ま、魔術使ってないから当然だけど。


「さてと、トカゲ良くやった」

「シュル」


 残った俺はとりあえずトカゲを褒めた。

 いい事をしたら褒める。

 悪いことをしたら躾ける。

 基本だよね。

 何か褒美をあげるほど素晴らしい活躍じゃないけど。

 トカゲは喜んではいないだろうが、とりあえず頷きはした。


「でも・・・」

「シュル?」


 ワザと言葉を切って溜める俺。

 三匹とも疑問符が浮かんだところで一気にまくし立てる。


「汚い、汗臭い!血生臭い!!今から買い物行くのにそんな状態で行けるか!次の鐘が鳴るまでに体を洗ってこい!間に合わなかったらお仕置きするからな!行け!!」

「シュル!!」


 俺の合図に慌てて井戸へ向かうトカゲ。

 その様子を唖然とする二匹と一緒に眺める。

 まったく、体を洗う時間を上げるなんて俺ってなんて優しいんでしょう。

 実際のところは血まみれのトカゲを連れて歩くってそれなんてホラー?ってわけで俺が嫌なだけだけど。

 せっかく早起きしたのに買い物に行く時間はかなり遅くなってしまった。

 ちなみにしっかりと賭けの賞金はゲットして、掛け金が倍になった。


 やったねトカゲ、金貨が増えたよ。


今更ですが・・・トカゲって武人?ギャクキャラ?

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