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『追放された掃除屋の俺、全自動の「洗浄結界」を張ったら聖域が爆誕した。〜ボロボロの女騎士を洗ったら神話級の英雄に覚醒したんだが、俺はただの清掃員なんだが?〜』  作者: ジキルぅ
第2章:異端審問と真・聖女認定編

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30/32

第30話:真の聖女の目覚め。そしてメイド隊、結成!

 教会の闇、そして原初の汚れをすべて洗浄し終えたリト。

 大聖堂の前には、再び教皇、王女、そして新たに「浄化」された元異端審問官たちが集まっていた。

 だが、この日の主役は別にいた。

 リトの隣に立つ、二人の少女。

 一人は、輝きを取り戻した聖女エルナ。

 そしてもう一人は、純白の衣装に身を包んだネフィリム。

「リト様、発表させていただきます」

 エルナが、教会の全住民に向けて宣言した。

「本日より、私たち教会は、リト様を『真の神の代行者』として仰ぎます。そして……私エルナと、ネフィリムは、聖女の地位を辞し、リト様の専属『清掃メイド隊』として、その旅に同行することをここに誓います!」

 おおぉぉぉっ!! という、驚きと祝福の歓声。

 教皇は「わしも混ぜてほしかったのう……」と寂しそうに雑巾を振っているが、ネフィリムは凛とした表情でリトの前に跪いた。

「リト。私はもう、自分を汚さない。……あなたの行く先にあるすべての汚れを、私が『影』として先に受け止め、あなたがそれを洗う。……私たちは、最高のコンビになるはずよ」

「……ちょっと待ちなさい」

 そこに、冷徹な殺気を纏ったアルテミスが割り込んだ。

「メイド隊? 影? ……笑わせないでください。リト様の隣で汚れを拭うのは、最初から私と決まっているのです。……貴女たちはせいぜい、リト様が使った後の『汚水の処理』でもしていなさい」

「あら。アルテミス、貴女こそ鎧が重くて、リトの繊細な指先の動きについていけないんじゃないかしら?」

 ネフィリムが不敵に笑い返す。

「な……っ!? この、漂白されたばかりの元・汚物が!!」

「なんですって!? この、リト様に依存しすぎて自分が見えなくなってる鉄塊が!!」

 バチバチと火花が散る、アルテミス vs ネフィリム・エルナ連合。

 リトは、それを見ながら「あはは。人数が増えると、掃除の効率も上がるね」と、相変わらず能天気な感想を抱いていた。

「……さて。聖都も綺麗になったし、次はどこへ行こうかな」

 リトが地図を広げると、南の海域に大きなバツ印がついていた。

 そこは、魔物の呪いによって黒く濁り、生きとし生けるものが近づけない「死の海」。

「次は、ここを『水洗い』しに行こう」

 リトの「全自動・洗浄結界」は、ついに陸を離れ、海へと向かう。

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