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短編小説集

青い海

作者: 真顔くん
掲載日:2025/10/12

ぷくぷく...。


沈んでいく私の身体。

黒いワンピースが水を吸ってどんどん重くなる。


今の私は、青く美しい色水の中に溶ける黒いインクだ。

やがてインクが青と混ざっていく。


私はきっと、インクと同じ様に海の中に混ざって原型が無くなるんだろう。

ボロボロの身体は魚達に噛まれて欠片すら無くなる。


ぷくぷく...。


息が苦しい。

でも、仕方がない。

口から溢れ出てくる空気が時間を進めてくれる。


近くにある鉄橋から電車の走り行く音が水の中で反響して耳に届く。

口に入った海水を思わず飲み込んでしまった。

嫌なもの全部飲み込む様に。


さようなら、残酷な世界。

もう戻らない。



消えてしまった君は。

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