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よくある悪役令嬢ものだと思ったら……  作者: ユキア


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9/22

救いたい人

ルナ・グラディウスは目覚めた。そして、行動する前に確認した。


「ジグ!」


「お嬢様?どうかされましたか?」


「貴方は私を恨んでいる?」


「はい?何をおっしゃられるのですか?そんなわけ…」


「そう。」


「ルナ様。それより、今日のお茶会どうされますか?」


「……行かないわ。」


「え?よろしいのですか?」


「ええ。」


ここで無闇に行動するのは得策ではない。そうルナは思った。


「ジグ。一緒にピクニックにでもいきません?」


「え?よろしいのですか?」


「ええ。準備をして。」


「はい。」


ジグは嬉しそうに準備をし始めた。


この時間軸のジグは7年友好的に過ごしたジグらしい。


「お嬢様。支度ができました!」


「行きましょう。」


そうして馬車を出して近くの花畑にたどり着いた。レジャーシートを敷いてお茶をした。


「お嬢様、こうして2人で過ごすのは久しぶりですね。最近はお茶会や夜会、そして、舞踏会と、忙しい毎日でしたから……」


「そうね。」


そう、この時間軸はジグと仲良くして、舞踏会で断罪される前の時間軸なのだ。


「ジグ、1つ、約束してくれます?」


「?何をですか?」


ジグは不思議そうな顔をした。


「これから何があっても、私を助けようとしないで。」


「え?」


「わかりましたわね?」


「……それはできません。僕の命は貴方の為にあります。故に、貴方を助けないなんて考えられません!」


「……ダメよ。助けようなどと思い上がらないことね。」


「お嬢様……。」


ジグの顔が沈む。


「そろそろ帰りましょうか。」


「……ええ。」


ジグはそう言って片付けを始めた。屋敷に帰る。次第に夜の帳が降りてゆく。沈んでゆく夕日を見ながらルナは思った。もう諦めよう。生き残れない。それより、ジグに生きて欲しい。そう思った。ルナはジグを部屋に呼ぶ。


「お嬢様、どうなされましたか?」


「ジグ、あなたを、解雇します。」


「……え?」


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