真実
家に帰る。ジグもユーリも頼れない。そして、その真実を知ってしまった。
「……神は何を考えているの?」
辺りが暗転する。
「ボクが何を考えているか?知りたい?」
「ここは?」
「君の為に現れて上げたんだよ。」
「貴方、どういうつもりなの?!あのブルームは!ブルームは私じゃない!!」
「そう、あれは君の成れの果て。」
「私は、私は自分を捨てたのね。」
「そう。君は自分を捨ててブルームに乗り換えたのさ。」
「ふざけないで!!どうしてこんな事を!?」
「……これは実験だ。同じ人間を転生させ続ければどうなるかの、ね。」
「!?」
「そう驚く話でもないだろ?」
「ええ、驚くのを通りこして呆れてるわよ。」
「神だってたまには遊びたくなるものなんだ。」
「それは、人の人生をめちゃくちゃにしていい理由ではないわ!」
「めちゃくちゃ?むしろ感謝してほしい。君は断罪されて死刑になるはずだったんだ。それを何度も救ってあげたじゃないか!」
「……そうやって人の人生を弄んでいたのね!?」
「人聞きの悪い事を言わないで貰おう。君がブルームになったのは君自身の願いだったんだよ?」
「……私は、ブルームになんてならない!」
「そう、じゃあせいぜい頑張るんだね。」
そうして元の屋敷に戻った。
「私は、私のまま生き残って見せる!!」




