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彼女の中身
その謎を解く必要があった。ブルームの一挙一動で全てが動いているのだ。ブルームの事を調べて見ることにした。ある日の舞踏会にて。ブルームを観察する。ブルームが舞踏会の参加者に挨拶した。
「!」
あの、癖。あの癖は……。ブルームが挨拶する時にお辞儀した後、髪をかきあげたのだ。
「嘘……。」
ルナは絶望した。その場から走って逃げる。
「嘘!嘘!嘘よ!!」
走っていると前方不注意になっていた。誰かにぶつかる。
「!?」
「!!」
「レディ、今夜は随分急いでいますね。そんなに急いでどこへ?」
そこにいたのはユーリだった。
「……貴方には関係ないわ。」
「そう睨まないでください。私は貴方の味方です。」
「そう。」
「良ければ急いでいる訳をお聞きしても?」
「愚問ね。急いでいるのにそれを引き止めるなんて。」
「これは失礼。」
「……ブルームには気をつけなさい。」
「はい?」
「ブルームは、もう……。」
「?どういう事です?」
「忠告はしたわ。さよなら。」
ルナはそのまま屋敷へと帰った。帰り道でルナはブルームを思い出す。否……。
「もう、ブルームなんていないのね。ブルームは……どこなの?」




