表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の家族  作者: 蒼兎
2/6

私の家族

私は四兄弟の長女らしい。おかしな書き方だと言われるかもしれないが、生まれた記憶もなければ人に育てられた記憶も無い。いつの間にかここに居たような状態で、一緒に居るのがたまたまみんなだっただけで、兄弟なのかすらも分からない。ただ私が一番年上だったので、姉としてこの人たちの中で生きている。

しかしとても難しい。

私は人見知りで口下手だから初めは随分と兄弟に心配と迷惑をかけたものだ。今では自然に笑うことも話すこともできるが、記憶がある限りの初めでは、どちらともぎこちなく、他人行儀になってしまっていた。今でも後悔している。

弟はこんな私を冷静でかっこいいと思い慕ってくれているようだが実体がこれではさぞや失望することだろう。

そのようなことがないためにもこれからも自分を磨かなければならないようだ。

みんなとても良い人達で私はとても助かっている。弟や妹は、私の口調を個性だと認めて警戒することなく話してくれる。

いつできたのかも分からない恐怖心を私は持っている。俗に言うトラウマのようなものだろうか?

口調を怖いと言われたり、馬鹿にされたりする記憶。

今は気にしていないのだが、昔はとても驚き、また傷付き人を信じることが怖くなっていたのだった。

まだまだ理想の姉には程遠いが日々精進していきたい。この仲間に出会えて私はとても幸せだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ