第6話森からの脱出
ワイルドベアの巨体がどっすと倒れると後ろから炎を上げた大きな剣を持った体格のいい男が立っていた。
「嬢ちゃん大丈夫か!」
身長が一八〇センチぐらいで金髪で碧瞳のヨーロッパの俳優みたいなイケメンか。それにしても男と一緒ぐらいな大剣を右腕一本で持てるなんてどんな怪力だよ。
神の瞳で見ると男性の方は、力強く眩しい光に包まれていて大剣は、赤く炎のように輝きに包まれていてステータスを観ると
名前が「レオンハルト・オルレアン」で年齢が32歳ですごいなレベルがワイルドベアの3倍近くあるレベルが63もあるよ。
しかも階級で「フェルシアン王国男爵」てなってるけどこの人貴族なんだ。貴族なのにこんな森の中にいるんだ?まあ助かったからありがたいのだけどそう言えば女神に今いる場所の詳細を聞いてなかったけどフェルシアンって言う国にいるのかな?
しかし職業で「幻想剣士」となてるけど幻想の剣士てどうやって闘うのかな?
あと「セイローン領騎士団 団長」と「冒険者」とあるけど貴族で団長だからお偉いさんのはずだけど冒険者もしてるの?
他には、称号で「オリハルコン級冒険者」とあるからラノベとかでよくある冒険者にランク分けされてるのかな?
それにしても「ドラゴンスレイヤー」とあるからドラゴンがいるって事だよね。ドラゴンいかにも強そうだけどそれをこの人は、倒したって事だよね。
ギフトで幻想宝具と言うのも持っている。
ひとまずファーストコンタクトをしてみますか。
聞こえてくる言葉は、理解できるけど話してみるのは、どうかな?
「助けてくれましてありがとうございます。」
「どこか怪我は、ないか?」
よかったちゃんと言語翻訳が機能してて
レオンハルトさんが持っているいかにも魔剣て見える大剣も神の瞳で視たら
▶︎ギフト 幻想宝具を取得
なんと大剣を視ると新しくギフトが手に入ったよ
よく視てみると「持ち主の心を適した形に具現化し持ち主の力、持ち主、使用頻度により成長進化する」てなっていて銘が「バルムンク」てなっていてこの世界の常識は、知らないけど武器なのにレベルがあって60になってるよ。他にもスキルを持ってるしここまでくると本当に異世界に来てるんだな
ひとまず立ちあがろうかな
「イッタ」
立ち上がろうと足に力を入れたら
右足首に痛みが走って尻餅を付いてしまった。
「大丈夫か」
レオンハルトさんが持っていた大剣が、光の粒子に消えていくとこちらに近ずいてきてしゃがみこんでくると肩に弓と弓筒を背負っていた。
「どこが痛いんだ。」
「右足首が」
と言うと右足を持ち上げられて足首辺りをいらわれると
「イッタ」
「うん〜たぶん捻挫だな。骨には、異常ないと思うが今治療薬の持ち合わせがないからエリザに治してもらうか少し待っててくれ」
レオンハルトが立ち上がると腰にかけている宝石見たいのが付いている袋を手に取ると口を開けて広げるとそこに肩と背中にかけていた弓と矢筒を近ずけると宝石が光って袋の中に吸い込まれていき無くなると今度は、三メートルもある巨体のワイルドベアに近づけて行き宝石の部分が光ると吸い込まれるように無くなった。
「お〜〜」
「なんだ。魔法の袋初めて見たのか」
うなずくと
「これは、魔法の袋ていって何でも入るんだぞ。まあ今のでいっぱいになったんだがな」
袋をこちらに見せながら近ずいて来ると背中を向けてしゃがみこむと
「乗りな。アルシスまで連れてってやるよ」
素直に従って背中に乗ると
「うん?もしかして嬢ちゃんでなくて坊主か?」
あっ。当たってましたか。
「はい。男です」
びっくりな顔をして
「娘達並みにえらく可愛らしい顔をしてるから女の子かとおもった」
ええ自分もびっくりしてますよ。
立ち上がると
「じょいや坊主、名前は?俺は、レオンハルトだ。レオでいいぞ」
「悠翔です」
「ユートか」
レオが、歩き出して行くと
「ユートどうして森のあんな所に一人でいたんだ?両親とかと一緒にこなかったのか?」
「それにこの辺では見かけない変わった服装だな」
どう切り切り出したらいいかめんどくさくい質問だな。
素直に事の顛末を話しても信じてもらえるかわかんないしここは、無難に記憶喪失になってるて事にしよう。
「覚えてないです」
「覚えて、ないか。名前は、覚えてたのか?」
「自分の名前しか覚えてないです」
よし。
これでいろいろと聞かれても解らないでやっていける。
「身分証は、持ってるか?」
頭を横に振ると
「う〜。そうだな。アルシスに着いたら鑑定石板で調べてみて何か思い出すか手が借りがないか調べてみるか」
鑑定石板か名前通り鑑定するマジックアイテムだろうな。
こっちには、隠蔽のスキルがあるから大丈夫だろうな大丈夫よね?
レオに背負われて森を歩いて行くと木が少しずつ少なくなっていき完全に木が無くなると草原が広がっている。
「森から抜けたぞ」
レオが草原の先を指差して
「あれが、アルシスだ。もう少しで着くぞ」
その先には、大きな城壁が見えた。