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天翔る龍

Spoonユーザーの方は、こちらの台本をご自由にキャストやライブでご使用頂けます。報告も基本不要です。(個人的にCASTのシェアをいただいた方には、聞いた感想のコメントを残させていただきます。)


期間2021.5.9-2021.7.4の間に開催した Rainy Lives Spoon 通称 #雨匙 の企画台本でした。

企画後はフリー台本として一般公開させていただきます。


≪ライブ使用の場合≫

以下の紹介

作者名:夏凪ひまり ※必須


(余裕があれば↓)

作者プロフィール

関西在住、20代(女性)

日曜日の22時からたまひまらじお!というダブルDJの企画枠をしている。笑い足りてるぅ?


≪CAST使用の場合≫


※必須

タイトル欄

この作品のタイトル

ハッシュタグ欄

#夏凪ひまり #たまひまらじお #雨匙


(できる人のみ↓)

サムネイル

タイトル、作者名を表記。

サムネイル作成希望者はTwitterのDMまでご連絡ください。

赤(怒り)【 雨匙 】天翔る龍


夏凪ひまり


この世を覆う分厚い雲をかき分けて

ふぉーと鳴いては返らぬ声に涙を流す


雨粒は龍の涙

稲光は龍の怒り


ひとりぼっちの白龍は、遠い日々に想いをはせる


昔、昔、天界には様々な色をした沢山の龍がいて、皆仲良く平和に暮らしていた


でも、なんの色にも染まらない真っ白な龍は、何者にもなれない半端者だと皆からバカにされ、いつもひとりぼっちだった


悲しみにくれた白龍は、自分の影から真っ黒な暗黒龍を生み出した


二匹は寄り添いお互いの寂しさを打ち消しあった

共に空を翔け、同じものを食べ、同じ床で眠った


初めて、自分と孤独を分かちあってくれる友

白龍はそれができただけでも十分に幸せだった

例えそれが、自分が生み出した虚像だとしても


ある日、白龍が目を覚ますと外が騒がしかった

隣で寝ていたはずの暗黒龍がいない

飛び起きて外に出ると、そこには、他の龍から足蹴にされ、傷つき、ぐったりとした暗黒龍の姿があった


それを見た瞬間、白龍が今まで内に秘めていた大地の底から沸騰するような灼熱の怒りが爆発した


そして、白龍はあまりの怒りから、天界にいた全ての龍を一匹残らず噛み殺してしまった


ひとりぼっちの白龍は、これで本当にひとりぼっちになってしまった


天翔る龍がふぉーと鳴く

天から落ちるその雫は、遠き日の友を思う白龍の涙なのかもしれない

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