とけない思い出
Spoonユーザーの方は、こちらの台本をご自由にキャストやライブでご使用頂けます。報告も基本不要です。(個人的にCASTのシェアをいただいた方には、聞いた感想のコメントを残させていただきます。)
≪ライブ使用の場合≫
以下の紹介
作者名:夏凪ひまり ※必須
(余裕があれば↓)
作者プロフィール
関西在住、20代(女性)
日曜日の22時からたまひまらじお!というダブルDJの企画枠をしている。笑い足りてるぅ?
≪CAST使用の場合≫
※必須
タイトル欄
この作品のタイトル
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#夏凪ひまり
(できる人のみ↓)
サムネイル
タイトル、作者名を表記。
サムネイル作成希望者はTwitterのDMまでご連絡ください。
脚本:夏凪ひまり
クリスマスで賑わう街を通り抜け、
今日も俺のなんでもない日常は終わって行く。
この季節になるとふと思い出す。
俺の小さい頃の夢は、ヒーローだった、と。
困ってる人を助けるんだって
親戚一同が集まる前で息巻いていた。
懐かしく思って、ふと笑うと
白い息が雪の降り出しそうな空に消えていった。
家の郵便受けを確認すると
実家からの荷物の不在票が来ていた。
そう言えば、
仕事を理由にずっと実家に帰っていなかった。
人肌恋しくなるこの季節。
思いがけなく感じた温もりに
ほろりと涙がこぼれた。
実家の猫は元気だろうか。
自分の部屋に入り、カレンダーをふと見やる。
コタツに入ってダラダラしたり、
実家の大きなお風呂に
ゆっくりつかったりする年末も悪くない。
「久しぶりに帰ろうかな……」
そう呟く俺を、母の手作りの
くまの編みぐるみが笑って見ていた。
バートラムさんの創作の夜会で書いたものです。
リスナー様から頂いた12個のキーワード全てを盛り込みました。
噛みやすいと有名ですが、頑張ってください(笑)