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SMMSとは!?

皆さんのイメージが頼りです(๑ーㅅー๑)



 (気のせいか!?)


 建物の端を見るも、その人物は姿を消していた。



 僕はその場で、うずくまり頭や腹を擦りながら、今後の事を考える。



 (どうする!? ギルドが、無理ならダンジョン探索か……あそこはギルドの管轄からはじれるし、★無しは関係ないはず……でも、実力もないのにダンジョンに潜っても無駄死にするだけだし……そもそも、ソロでダンジョン攻略は難しいだろ……どうする……どうする……どうする……考えろ……考えろ……)



 「あのぉ……あのぉー……あっのぉ~……」



 どこからともなく、むしろ後半、怒ってるような声が聞こえた。恐る恐る顔を上げるとそこには美少女が居た。


 そこには肩下くらいまで伸びた髪が太陽の光からなのか、金色に輝いていて、顔立ちも幼さを残しながらも整った顔立ちで、綺麗と可愛いが混在している容姿をしている女の子であった。


 一瞬目が奪われ、頬を紅く染めてしまう。



 「大丈夫ですか!?」



彼女は気遣ってくれたのか、そんな僕に声を掛けてくれた。何故か彼女も若干顔が赤いような……(気のせいかな)


 「あっ、はい大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」


 何故か敬語になってしまう。見た所、同い年くらいだろうか!?


 「そんな改まらなくても……あなたのお名前は!?」


 「えぇーと、ハルって言います。昨日ギフトを貰ったばかりなんです。」


 「そっかぁ♪ じゃあ同い年だね。私は夏葵、よろしくね。」


 夏葵は手を差し出し、それを僕は掴み立ち上がった。


 「こちらこそよろしく。夏葵さん」


 「それで、どうしたの!? こんなに傷だらけで!」


 僕はここに来てからの事情を説明した。無★である事やギルドに登録しようとして、決闘になった事を。


 「ウソ!! 信じられない。なんて酷いことを!!」


 夏葵さんは僕のために怒ってくれて、とても嬉しかった。


 「これからどうするの!? もし暇なら大会見に行こうよ♪」


 彼女はそう言うと、自分のユニフォームの胸に指を指し、なんの大会か教えてくれた。


 「SMMS!?」


 「そっ! 行こう♪」


 夏葵さんは手を繋ぎ僕を案内してくれた。


 街中を数分歩くとテントが張ってある一角を見つけることが出来た。そのテントに案内され夏葵さんはテント内に居る仲間に声を掛けていた。


 「ちょっと見学一人連れてきましたぁー♪」


 「ねぇ、この子はだれぇ!?」


 「さっき知り合った子だよ♪」


 「な……夏葵ちゃん、手が早いよぉぉ♡」


 「ちっ、違うってば!!」


 何やら話の展開が早すぎてついていけなかった。


 「こちらはハくんです!! そしてこの子が私の仲間のミカン、サポーターだよ。そして奥にいる子がイチゴだよ。」


奥を見ると何やら仕事に集中しているのか一切気にすることなく自分の作業に集中しているようだった。


 「あっ、気にしないで今データ集めてるから、名前だけ覚えておいてね。」


 「あっ、はい、こちらこそよろしくお願いします。ミカンさん、イチゴさん。」


 「こちらこそです。ハルさん♪」


 「…………よろしく」


 ミカンさんは愛想良く、イチゴさんは無愛想だったけど、返事をしてくれた。


 「多分私たち年下になるんでそんなに改まらなくて良いですよ。私達今、11歳なんで♪」


 「そっか、僕は夏葵さんと同い年だから、一個下だね♪ じゃあお言葉に甘えて、よろしくね。ミカンちゃんに、イチゴちゃん」


 「はい」


 「…………うん」


 「それじゃあ、今から観戦しに行こう、今、私のもう一人の仲間が、試合してるから。」


 そう言うと、奥にあるスタジアムの試合会場に案内された。そこでは二人が向かい合い、今から試合が始まるところだった。


 一人は茶色い髪の女の子で、もう一人がグレー色の髪の男の子だ。



 「あっちのグレーの髪の男の子が、一つ年上の私の仲間のグレイだよ。」


そう説明受けると、会場から司会者が、開戦の合図を叫んだ。



 「それではSMMS 予選決勝戦、アイシャVSグレイ……華戟……開始!!」


 お互いが剣を構え相対している。最初にしかけたのはアイシャである。思いっきり地面を踏みしめ、一瞬で間合いを詰め水平切りをくりだす。


 「ハアッ」


 キィン!


 剣同士の打ち合いの響いた音が場内に響き渡る。


 グレイはすかさず剣で縦に斬りつけて弾き、アイシャを斬りあげた。


 「これでも喰らえ!」


 「うわぁ」


 体制を崩したアイシャは後ろに仰け反り、その隙をグレイは逃さず、もう一歩踏み出し、追撃の一撃を喰らわせた。


 「キャッ……」


剣の切っ先をアイシャの喉元へ突き立て、アイシャを睨みつける。


 「そこまで、勝負あり……勝者グレイ!!」


 場内の観客者は一瞬の出来事に唖然として、後を追うように歓声が場内に響き渡った。


 「わぁぁーー!!」


 「すげー♪」


 「グレイ様強い!」


 「ワァァーー!」


 あちらこちらから歓声とグレイを称える言葉が送られていた。


 一階席は観客で賑わい、二階席は関係者が多いのか何やら仰々しい雰囲気だ。そして中央の席の豪華な椅子に腰をかけている女性と何故か僕は目が合った。女性は何やら笑みを浮かべている。


 グレイはこちらに向かって歩み寄ってきた。


 「グレイ、お疲れ様。」


 夏葵さんはグレイにタオルを手渡し、グレイさんはタオルで、顔を拭きながら会話のやり取りをしてる。


 「あぁ、夏葵か、まぁ、俺にかかれば余裕よ♪」


 とても仲が良さげに見える二人だった。うん、イケメンに美少女とてもお似合いだな。


 「で、夏葵、こいつは誰だ!? 俺の夏葵に手を出そうとしてるのか!?」


 「なに、冗談言ってんの~♪ この子はさっき知り合った、ハルくんだよ。で、こっちがさっき話した。グレイだよ」


 「なんだよ、夏葵。ハルくんって仲良さげだろ。」


 声を荒らげて何かとても不機嫌になっている…………


 「グレイさん、よろしくお願いします。」


 「チッ、あぁ、よろしくな。」


 「グレイは表向きはとても良い人なんだけど、裏でわねぇ♪」


 「うるせぇ、それより予選優勝したんだし付き合おうぜ夏葵!?」


 「また、その話!? また、今度ね!」


 夏葵さんはとても嫌そうな顔をしていた。そして上手く話しをそらしている。


 夏葵さんはグレイさんの事嫌いなのかな!?まぁ、いっか。


 「そろそろ僕はこの辺で帰ります。今日はありがとうございました。」


 「えっ、もう行っちゃうの!? ゆっくりして行けばいいのに~」


 「こいつも忙しいんだろ、じゃあな。」


 グレイは急かすように話しを進め僕を追い返そうとする所で、会場から声がかかった。それは先程二階席で座っている女性からだった。その女性は顔は仮面で覆われていて、白銀の髪をなびかせて澄んだ声で一言……


 「グレイ、これから一戦だけ模擬戦をよろしいでしょうか!?」


 「誰とだよ!?」


 「そこに居る、黒髪の少年とお願いします。」


 「ぼっ、僕ですか!? 一度も戦ったことないのに。」


 「デモンストレーションだと思ってお願いします。これからは男性のプレイヤーも増やしていきたいので、グレイに胸を借りるつもりで。お願いできませんか!?」


 グレイはすかさず反論をしてきた。


 「嫌だよ、めんどくせぇ」


 「グレイ、優勝者なんだから受けなさい。」


 (二人は知り合いなのか!?)僕はふと、そんな事を思った。


 「チッめんどくせぇなぁ。」


 「少年もどうかしら!?」

(あの少年のローブ(ユニフォーム)……まさか……)


 「わ、分かりました。」


 そう言うと、満面の笑顔の夏葵さんがちょっとしたアドバイスをくれた。


 「ハルさん、この木剣を使って。そして、振り方をおしえるね。」


 夏葵さんは基本的な、切り上げ、切り落とし、水平切り、袈裟斬り、受け、捌きを教えてくれた。


 「ハァハァ、こんな感じで大丈夫ですかね!?」


 「うんうん、上手い♪上手い♪、そんな感じ! じゃあ頑張って行ってきてね。」


 「はい、ありがとうございます。」


 僕はポーチからノートを取り出し習った事をメモした。


 「何してるの!?」夏葵はふと、尋ねてきた。


 「メモです。何事も努力しなければ目標は達成できませんから。」


 「それでは行ってきます。」


 「ハルくん、行ってらっしゃい。」


 夏葵は手を振って送り出してくれた。


 グレイは退屈そうにアクビをしながら、舞台へ向かっていた。僕も後ろから後を追うように駆け足で進むのであった。
















登場人物


夏葵(なつき)……今年から中等部一年生!ハルと同学年


イチゴ→チームのオペレータ(夏葵の一つ下)


ミカン→チームの救護(イチゴと同学年)


グレイ→今年で中等部二年生、夏葵を狙っている。





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