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無★の洗礼

細かい言い回しが苦手です(´・_・`)


雰囲気で察してイメージしていただけたら幸いです。





 村を出てからすでにお日様は真上を指し、お昼が近づいてきたので、ポーチからサンドイッチを取り出し、食べ歩きながら次の街へ向う。距離にして後一時間もすれば着くだろう。


 辺りにはギルドで依頼を受け魔物を倒す冒険者もいれば、ダンジョン探索を専門に冒険をする者、そして今流行りのSMMS『Sword &Magic Multi-Sport 』通称――剣魔術総合競技を本職に鍛えている者など、冒険者でも様々な道を歩んでいる。


 そんな冒険者を横目に街へ足早に向かった。



 一時間もしてやっとの事で街に着き、まずびっくりしたのは街の中央広場に設置されている、でっかい鏡に投影魔術で映し出されている、二人の戦っている映像であった。周りはとてもすごい歓声で、両者を応援している。近くに居る人に尋ねてみたら、今、まさにSMMSの予選がこの街で中継されているらしい。そして予選会場は奥に見えるスタジアムだ。



 「すごい熱気だ!!」



 そう思いながら映像を横目にギルドに向かった。


 ギルドに着くとギルド内は人で溢れていて、依頼を受ける者や素材を換金するもの、パーティー募集をする者など沢山の人で賑わっていた。そして僕もその一員になるべく、受付のお姉さんに登録をお願いした。



 「あの……登録したいんですけど!? ここでよろしいですか!?」


 「こちらギルドの受け付けになりますので、登録手続きはこちらで出来ますよ。まずこの書類に記入お願いします。」


 そこには、名前とギフトの記入欄があり、手早く書き込みお姉さんに渡した。


 お姉さんは何故か沈黙のままだ…………


 「えぇーと……ハル様……無★ですか!?」


 「はい……無★だとダメなんですか!?」


 僕は困った顔をし、お姉さんの次の言葉を待った。その時、後ろからガタイの良いおじさんが笑いながら僕の記入した紙を取り上げた。


 「こいつ、無★だぞ!! 今どき、まだ居るんだな、無★が!! ハッハッハッハッ!」


 明らかに小馬鹿にした言い回しのおじさんは、ギルド中に聞こえるような声で馬鹿にしてきた。周りもその笑い声につられギルド中が笑いの渦になっていた。


 受付のお姉さんも、何故か笑いを堪えてるようで、その顔を見た瞬間、自分も顔がみるみるうちに赤くなっているのがわかり、恥ずかしくてその場を離れたくなった。


 受付のお姉さんは登録について説明を続けてくれた。


 「あの、ぷッ、無★の方は実力がないと、みなされていて、ギルドに登録出来ないんですよ。」


 「まぁ、ぷッ、そんな事言わずに、試験だけでも受けさせてあげろよ。」


 おじさんは何故か小馬鹿にしたように、フォローしてくれた。


 「分かりました。特別ですよ!! では今から準備するので、隣の演習場に来てください。」


 「はい……」


 僕はなんとも言えない感情が心を支配し、それを振り払うかのように演習場に向かった。


 演習場では、一人の冒険者が立っていた。よく見るとさっきのおじさんである。


 「では、今から演習を始めます。この冒険者に一太刀でも、入れられたら合格になります。よろしいですね。」


 「はい、よろしくお願いします。」


 中央で両者が武器を構える。僕も父から貰った剣を取り出し構えた。


 「それでは開始してください。」受付のお姉さんの声が聞こえた。



 すると、おじさんはすかさず距離を縮め、大きく振りかぶった一撃を振り下ろしてきた。こちらも剣で受けたのだが、あまりの衝撃に手が痺れてしまい、武器を落としてしまった。


 「おい、おい、こんなものかよ。」


 「くそっ」


 すぐさま、武器を拾い上げ、次の攻撃に備えた。おじさんは器用に連撃を繰り出してくる。



 (やつの威力は高い……あれは受けられない……動き自体はよく見えるし、受けられないなら回避するか!!)


 頭の中でシュミレーションを繰り返し、目を凝らし連撃を紙一重で躱すも、身体能力の差が徐々に浮き彫りになり、剣に意識をしすぎた結果、脇腹に強い衝撃が走った。よく見るとおじさんの膝蹴りが綺麗に突き刺さった。



 「グハッ」地面にうずくまり、傍から見たらリンチである、おじさんの蹴りが頭や腹などを踏みつけるようにグリグリ押し付けてきた。


 「分かったか、無★が、夢ばっか見てんじゃねーよ」


 「ハル様、残念ですが今回の登録は無効にさせて頂きますね。」


 そう言い残し、笑い声とともに去っていった。受付のお姉さんも、一言添えて、罵倒を止めることなく、淡々と仕事に戻って行った。


 (くそっ、冒険者になれないなんて……くそっ……くそっ……)


 傷だらけの身体は痛々しく、無★の洗礼を受け、途方に暮れながら悔しさを滲ませた。


 ふと建物の端で黒いローブを着た人物を見かけた気がした。




無★について!


基本的に受けられる恩恵があまりない設定です。


ギルドの登録。(一部例外)


SMMSの公式試合。(一部例外)


設定上ダンジョン探索や素材の買い取りは可能!

(生活出来なくなるので)



ハル★


『装備』


・桜の剣(桜の装飾がされてる普通の剣)

・白いローブ(鳥のエンブレム入り)


・スキル→【攻略手帳】


・パッシブスキル→【ステータスup微小】





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