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親からの伝言『世界……』

書き溜めありません(๑ーㅅー๑)


ゆっくり投稿!




 その日のうちにアリスが★★★で、僕が無★だと言う事が村に拡散されていた。まぁ、村自体が狭いから当たり前なんだけど……



 そして幸いな事に無★という事があまりこの村には関係なく蔑んだ罵倒などがなく、普段通りに皆が接してくれている。本当に有り難い。



 それよりも凄いのはアリスである。★★★ 『勇者』が今はこの村のホットな話題になっている。


村の中では今まさにアリスが皆に囲まれて居た。みんなは分かりずらいと思うが、表情はとても不機嫌で今にも怒りだしそう。まさにマジでキレる5秒前だ。昨日あんなに王都行きを納得させたのに……


 こちらに気付いたアリスは僕の方に駆け寄り不満を僕にぶちまける……何故だ……


 「ハルなんですぐに来ないのよ!!」


 僕は頬をかきながら、ハニカミ言い訳を並べた。本当は関わりたくなくて行きたくなかっただけなんだけど……


 「じゃ、邪魔しちゃ悪いと思って。」


 「ふん、今度はすぐ来なさいよ!」


 「……分かったよ。」(理不尽だ)



 それより明日の準備をしなきゃとアリスに一言伝え、急いで教会に戻る事にした。


 「明日には旅立つの!?」


 「早く冒険者になりたいんだ。 アリスは後日王都から迎えが来るんだよね。見送り出来なくてごめんね。」


 ★★★という事で色々これから優遇されていく事になる。例えば学園の入学費は学園がもち、寮にも無償で入れるらしい。とても羨ましい。この制度は★の数で受けられる恩恵が違い。★はお金を積み入り、★★は奨学金制度を受けらて、★無しは例外なく何も受けられる権利がないのだ。だから冒険者になるか、バイトで食べていくしかない。

ちなみに★★★は専属のお世話係が付いたり、トレーナーや専属料理人が付くらしい。夢物語である。



 「そっか……先に行っちゃうんだ……でも、王都でまた会えるよね!?」



 「アリスの方が先に着くと思うよ。馬車だしね! いつになるか分からないけどきっと会えるよ。」



 そんなやり取りをしてからアリスと別れ教会に戻った。



 教会に戻りシスターに今日の出来事を話し、明日旅立つ事を伝え自室に戻って祝福の儀の時に貰ったギフトについて考えた。


 まず、冒険者とは誰しもがなれる職業と言うよりフリーターみたいなものだ。『剣士』のギフトを貰った者が、剣技を磨き、冒険者になったり、『魔道士』のギフトを貰った者が魔法を極め、冒険者になったり、『盗賊』のギフトを貰った者がトレジャーハンターを目指し冒険者になったりと、それぞれの技能を持ってなる者もので、『冒険者』自体がギフトになるなんて誰も思ったりしないのだ。


 「考えてもしょうがない、ひと眠りしよう。」



 夜になり、早速外へ出ると村全体が音楽に包まれとても賑やかな催しになっていて、そこら中には出店がでていたり、音楽を奏でている人達もいる。


 村の中央には今日、祝福の儀を受けたメンバーが集まっており、アリスもその中に居た。駆け足でアリスの元へ向かうことにした。(怒られたくないし)



 なるべくテンションを上げて声をかけてみる。


 「アリス~お待たせ♪」


 「遅いわよ!」


 何故だ! これでもダメなのか……何が正解なのか分からなくなってしまった。


 この後、しばしの団らんをして、最後に村長からの一言をもらい、無事宴もお開きになった。


 「じゃあ、アリスまた王都で会おうね。」


 僕はアリスに握手を求め手を出す。


 「ハルも頑張ってね。 私も後を追うから!」


 アリスも手を握り返し、しばしの別れを告げお互い家に帰ることにした。



 自室に戻った僕は明日の準備をしていると、突然ドアをノックする音が聞こえたので、ドアを開けるとそこにはシスターが立っていた。シスターを自室に招き入れ椅子を差し出す。


 「どうぞ。」


 「ありがとうね。」


 シスターは椅子に腰をかけ、手に持っている剣やポーチを僕に差し出してきた。


 「この剣とポーチを是非持っていてくれる!?」


 僕はその剣とポーチを受け取りシスターに質問で返した。


 「その剣はどうしたんですか!?」


 「この剣はあなたのお父さんの形見よ……あなたのお父さんに頼まれていたのよ。もしもの事があった時に渡してくれって。」


 「あ、ありがとうございます。」深々とお礼をして残りの荷物も確認する。


 そしてポーチの中を確認すると装備品一式が入っていてた。


 「明日着ていこうと思います。それにしてもこのポーチこんなに荷物入るんですか!?」


 「それは魔法のポーチよ。 冒険者にとっては貴重な道具になるわ。」


 これは便利だ、明日の荷物を入れ直そう!!


 シスターは席を立ち最後に一言……


 「頑張りなさいよ! それとあなたの両親から旅立つ時に伝言を預かってるの。」


 両親はなんて言ってたんですか!? 食い入るように尋ねてしまった。


 『世界に出なさい』


ふとシスターの顔を見ると涙を浮かべていて、僕もここで育った事を思い返し、シスターに最後の別れを告げた。


「……世界…………」


一つの決心をして、長い沈黙を破り、笑顔で今までのお礼をシスターに伝えた。


 「シスター、今まではありがとうございました。」


 深々と頭を下げて出て行くシスターを見送り、明日の準備を再開するのであった。






登場人物


シスター(名前はアイギス)予定です!

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