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拠点

 利乃は拠点の扉の横にある、パネルに手を当てる。

「ピピッ、認証完了しました。扉を開きます。」

 電動式の扉が静かに開く。中には、二人の見張り員が立っていた。

「利乃ちゃん達か。処理、お疲れ様!」

 片方の見張り員が声をかけてくる。

「ありがとうございます! 見張りお疲れ様です!」

 利乃の言葉に見張り員は笑みを浮かべる。利乃はこのホテルの人達の殆どから好かれている。

「ありがとう。ほら、そんなこと言ってないで早く中に入りなさいよ。寒いから風邪引くよ?」

 三人はそう促されて中に入る。中にはホテルらしく、広間やカウンターがある。そして、それらは拠点用の場所として、いろいろ作り直されたりしている。例えば、カウンター。今やカウンターは、戦闘員の使用武器を鍛えたり、点検したりする場所となっている。

 とりあえず、光輝達三人はカウンターへ向かった。

「こんちは~!」

 カウンターには人が見えなかったので、奥に向かって光輝は声を上げた。

「ん? おぉ、光輝達じゃねぇか! 不明者の処理は終わったのか?」

 奥から出て来たのは、体格が良く顔のひげか特徴的なおじさんだった。

「はい、いつも通りに。島田しまださん。今日も点検よろしくお願いします。」

 彼は島田和也(かずや)さん。この拠点の武器の鍛錬と点検担当の人だ。まだ20歳にもなっていない光輝達の事を、自分の子供であるかのようにとても気を使ってくれている。

「おぅ! 任せておけっ!」

 その言葉を聞いて光輝は頷き、腰に下げている愛用の片刃の剣を島田さんに渡した。それに続いて、燈は彼女の武器である短刀4本を同じく渡す。

「利乃はいいです。利乃自身で点検できるのでっ!」

 と言って、利乃はいつもと同じく島田さんには預けなかった。

「じゃあ、一時間後にここに取りに来てくれ」

 そう言って、島田さんはカウンターの後ろへと歩いて行った。

書ける時間が……少ないっ!!

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