始まりの始まり
おっしゃ~~!!書き始めていきますっ!!
あれは、半年前の事だっただろうか。
空がいきなり裂けて、そこから溢れ出てくるように見たことのない生物が出て来た。そして、その生物達が世界を侵略し始めた。
侵略されている地域の建物のほとんどが見るも無惨な全壊状態、さらには世界人口の99%以上がその生物達によって殺された。
しかし、その状況下でも何とか生き残っている人類がいた。それは、日本人だった。その理由は、なんとも不可解な物だった。
日本では、空が裂けることも、その生物達が来ることも無かったからだ。
日本の生き残っていた人類は、その生物達の事を〈不明者〉と名付けた。しかし、もう名付けた時には、世界の半分程が壊滅状態に陥っていた。
「このままでは、日本が侵略されるのも時間の問題だ」
そう思った人類は、もう侵略され滅亡寸前の他の国から武器の情報や資源、不明者の情報を受け取り、更に日本の技術を最大限使って新しい技術産みだした。
人類はその技術を組み込んで作った武器に〈気器〉と名付けた。
気器。それは自分の気力ーーいわゆる精神力ーーに反応して、性能が上がったり何らかの特殊な能力が付くという技術を、不明者による侵略が始まる前に使われていた武器に組み込んだものだった。気力が強ければ強いほど性能は上がり、強い能力が付く。逆に弱ければそれなりの性能、能力しか付かない。
この武器は、他の国と比べると精神力が強いと言われる日本には最適な武器であった。
それから半年が経ち、ついに不明者が日本にも上陸してきた。
それを予測していた人類は、ホテルやビル、地下等に集まって、気器で戦う日々を送っていた。