第3話――やったねセレネちゃん秘書ができたよ――
私の小説読む方いるのかなぁ(笑)女神様はドジっ子ポジでいきます。
翌朝
「うーん…」
「どうですかいい異世界は見つかりませんか?」
朝、目が覚めてからずっと異世界パンフレットとにらめっこをしている湊を尻目にセレネは朝食を取っていた。
「この異世界なんてどうでしょうか?魔王が世界を支配する時代、そんな中現れた救世主その名は湊!!!なんて展開が出来ますよ~今なら転生時に好きなものを1つ持っていける特典付きです!!」
セレネは満面の笑みでそう言った。そして少し怖い顔で、
「だけど、女神様を選んだりすることは流石にあの世界ではないので出来ませんよ。」
「デスヨネー」
そんな罰当たりな事案があったんだと湊は悟ったようだった。
過去一度だけそんなことがありその女神はいまだに帰ってこれないらしい。
「では、何か決まりましたか?」
「いやぁ~なんて言うか転生して最強武器を手にしても自分の力じゃないし。ずるしたように思ってしまうので…」
湊はそういって黙りこんでしまった。
そんなときセレネがこう言った、
「で、では私の秘書になってもらえませんきゃ!!!!(噛んだ)」
「ファッ!?」
「実はですね。私、あなたがこの仕事で初めてで本当は秘書もいる予定だったんですが、私の不手際で1人でやることになってしまい困っていたんです。せめて、あなたの転生したい世界が見つかるまでの間。私の秘書をやってもらえませんか?もちろんタダでとは言いませんよ。三食ご飯付き、お風呂もありますし、トイレにだってウォシュレットがついています。どうですか?やってもらえませんか?」
もう泣きそうな顔をした女神を目の前に湊は断ることができなかった。
「いいですが、僕が異世界に旅立つまでの間だけですよ。僕が旅立つ頃にはきっと新しい秘書の方が見つかるでしょう。いいですか?異世界に旅立つまでですよ。」
湊は念を押すように言った。
「あ、ありがとうございます!!本当にいいんですか?実を言うと無理かなと思っていたんですが…では、湊さんこれからよろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いします!!」
湊はひときわ大きく返事をした。
「それから、私のことは今度からセレネと呼んでくださいそちらの方が女神様よりも言いやすいでしょ?」
「そうですね女神様。いやセレネ。」
「ではセレネ。僕は具体的にどんな仕事をすれば?」
「えーッと…ではこの机いっぱいに散らばった書類全て整理してください(笑顔)」
「やっぱり転生していいですか?」
「大丈夫です。私も手伝いますから(えっへん)」
「そういう問題か?」
「後、1つお願いがあります。セレネ。」
「はい。何でしょうか?」
「僕には決して嘘をつかないこと。いいですね?」
「はい…(ばれてたか)」
こうして、ドジな女神に湊が秘書として加わった!!
秘書が登場する早かった気もするけどいいや。次回、本格的に異世界案内始まります。