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望郷星97

「弱気になる場面では無いだろう。成美ちゃんを助けたくはないのか?」と田村は言った。

瞑想しながら田村が言った。





「とにかくその未亡人が成美ちゃんの化身なのかどうかが先決であり、それを確かめる為ならば結婚も辞さない形で行くしかあるまい?」





僕は反論した。





「でも流れとしては、あの未亡人との見合いは破談になりそうだしな。成美ちゃんの化身かどうか確かめる自信が俺には無いのだが、どうしよう」





田村が眉をひそめ言った。




「バイトなどやっている場面では無いだろう。その未亡人と結婚する段取りを踏めば、お前の母さんも一番喜ぶだろうし。そう思わないか?」




僕は渋面を作り言った。





「しかし俺には自信が無いわけだし…」





田村が鋭く切り込む。




「弱気になる場面では無いだろう。成美ちゃんを助けたくはないのか?」





僕は息を吐き出し不承不承答えた。




「分かった。やるだけやってみるわ」

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