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望郷星47

「だが森に入ればワームホールの牙が待ち受けている可能性が高くなるぞ」と僕は息苦しさを堪えながら言った。

灯台は見えるのに近寄る事が出来ない。





と言うか近寄るのと同時に遠ざかってしまうその繰り返しだ。




田村は太めの枝を折り、杖にしてゆっくりと老人さながらに歩きながら言った。





「成美ちゃんの奇声も上がらないし、灯台には近寄れないし。どうする、森に入って突破口を見出だすか?」




僕は田村と同じようにびっこを引き、額の脂汗を拭い老人のように息を切らしながらため息をつき言った。





「だが森に入ればワームホールの牙が待ち受けている可能性が高くなるぞ」





田村が杖を投げ出し。胡座をかいてから言った。





「だが灯台に辿り着くにはこの迷路を避けて森に勇躍入るしか道は無いではないか?」





僕は膝を抱え腰を落としてから答える。





「そうだな。道はそれしかないな…」

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