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望郷星46

「しかし例えば灯台を迂回して吊橋から飛び降りたとしても、俺達がこの死地から脱出出来る保証は無いではないか?」と僕は息苦しさに喘ぎつつ言った。

苦しさを堪え僕は言った。





「しかし例えば灯台を迂回して吊橋から飛び降りたとしても、俺達がこの死地から脱出出来る保証は無いではないか?」




田村が青ざめた顔をしかめてから再度訝る。




「カオスの坩堝の中ではその経験則さえも無化されるとお前は言いたいのか?」




僕は息苦しさに喘ぎつつ答える。





「その可能性の方が遥かに高いし、吊橋から身体の不調が消える現実世界の吊橋に帰還出来る可能性もほぼ0無いのではないか?」




田村が頷き肩を落とし嘆息してから弱々しく言った。





「だが今この緊迫した状況下で俺達に出来る事はより確実性を求める意味合いからしても、それしか無いではないか。違うのか?」





僕はわななくように一つ身震いしてから答える。




「そうだな。確かにそれしか無いな…」

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