表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/310

望郷星35

「いや、瞑想装置はカオスの坩堝の中で未来を読む事は出来ないが、同じ多次元宇宙カオスの坩堝の中でワームホールを同時多発的にバイアスさせて複合型として機能誘導させる事は出来るのだなと、俺は考えたのだ」と僕は言った。

青いビー玉を見付け僕達は迷路に入った。





その途端成美ちゃんの奇声とも言える悲鳴が聞こえ、それに続くように巨木の幹が二本へし折られ、スローモーション画像のように音もなく倒れて行った。




それを見て田村が冷静に言った。





「どうやら成美ちゃんは瞑想装置の力を獲得しつつあるようだ。これは厄介な話しになって来たな…」





その言葉を聞いて、僕は息苦しさを吐き出すようにけだるく言った。





「あのワームホールの鮫の牙は成美ちゃんのものだったのか…」





田村がだるそうに肩を落としてから言った。




「何だそれは一体どういう意味なんだ?」




僕は答える。





「瞑想装置に成りかけている成美ちゃんの力がワームホールを誘導して鮫の牙のように機能させる事は出来るのだろう、田村?」





田村が頷き答える。





「それは瞑想装置に匹敵するならば出来るだろうな。それがどうかしたか?」





僕は首を振り答える。




「いや、瞑想装置はカオスの坩堝の中で未来を読む事は出来ないが、同じ多次元宇宙カオスの坩堝の中でワームホールを同時多発的にバイアスさせて複合型として機能誘導させる事は出来るのだなと、俺は考えたのだ」




田村が答える。





「それはそうだ。瞑想装置の力は強大で侮れないからな。そんなの当たり前だろう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ