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望郷星240

「つまり俺が虚空で陽神の同時多発性を心眼でクリアーに感じ取った後、その陽神を宇宙空間に飛ばし、宇宙空間に複合的に重なり合う多次元にほうり込んだ後、そこで無数の分身達の在りかを、膨大な長さの延長線上の中にある基点として、集約的且つ複眼的に感じ取れば良いと言う事か?」と僕は田村に実践面の指導を仰いだ。

僕は尋ねた。





「しかし陽神の同時多発性で、その感覚を心眼でクリアーにし、村瀬かどうかを心眼識別すると言う理屈は何とか理解出来たが、それがそのまま無数に拡散する分身達を同時多発的に捉らえる瞑想装置の感覚に結び付くとは、実践面から鑑みても、ちょっとピーンと来ないな」




田村が間を置き応じる。





「だから具体的にかみ砕いて言うと、陽神は所謂俗に言う霊魂であると考えて、霊魂を心眼で見る場所は肉体では感知出来ない虚空なわけだ。その虚空を裏も表も無い一元的次元世界と考えて、その次元が複合的、あるいは重層的に折り重なり入り混じっているのが、多次元宇宙の正体ならば、それを点としての心眼で複眼として捉らえ見て感じる事が出来れば、同時多発性は完成を見ると俺は思うのだ」





僕は実践面の指導を仰いだ。





「つまり俺が虚空で陽神の同時多発性を心眼でクリアーに感じ取った後、その陽神を宇宙空間に飛ばし、宇宙空間に複合的に重なり合う多次元にほうり込んだ後、そこで無数の分身達の在りかを、膨大な長さの延長線上の中にある基点として、集約的且つ複眼的に感じ取れば良いと言う事か?」





田村が恭しく頷き答えた。





「理屈ではそうなるが、後は実践あるのみだろう」





僕は言った。





「実践面ではかなり難しいな?」





田村が頷き応じた。





「難易度は高いがやるしかあるまい」

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