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望郷星228

「そうだ。そして恐怖や戦慄に依って、その自他の境界線がぼやけ、定かでなくなり自我の崩壊が決すれば、戦いはお前の負けとなるわけだ」と田村は言った。

僕は緊迫感を吐き出すように息をつき尋ねた。





「つまり自他共に俺は間断無い攻撃に晒されているわけだな?」





田村が頷き低い声で諭すように答えた。





「そうだ。そして恐怖や戦慄に依って、その自他の境界線がぼやけ、定かでなくなり自我の崩壊が決すれば、戦いはお前の負けとなるわけだ」




僕は固唾を飲み武者震いして、唸り声を上げてから言った。





「俺は既に村瀬で、目の前にいるお前に親密に話し掛けているが、これは俺達の共同妄想と言うか共有する共同幻想、幻覚であり、メビウスの輪のように裏も表も無い次元相で、畢竟在るが無いの定理通り、この空間は破壊の為の破壊の連鎖しかない可能性もあるのか?」





田村が薄目を大きく見開き言った。




「自我の在りかを揺るぎないものと成し、俺とお前の絆を固く信じ、疑心暗鬼にならずに、とにかく慎重且つ大胆に戦い抜くしかあるまい」





「再度尋ねるが俺は打って出るのか、この惑星に留まるべきか、どちらを選ぶべきなのだろうか?」





田村が即答した。




「何処に行こうとも自他への攻撃は間断なく続くわけだ。とにかく絶対死を招く前に何とか瞑想装置の完成体になるしか道はないだろう」

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