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望郷星187

この言葉を言った直後、僕は心の中に疼くような悲しみ感じ取り何故か泣き笑いの表情を作ったのだが、それを僕としての田村を倒そうとする戦意で振り払い、身構え、横に回り込むように足を捌きながら叫んだ。

僕はおぞましい憎悪に身を焼かれるように田村として蘇った。





その蘇った田村としての僕に、僕の顔をした田村が襲いかかって来た。





素早いタックルをかまして来たその攻撃を僕が紙一重でかわすと、僕としての田村が言った。





「貴様を殺せば、この迷路から出られるのだ!」





僕は僕としての田村に回し蹴りと前蹴りを織り交ぜた連続蹴りを入れ、その中の前蹴りが僕としての田村の腹に当たり、僕としての田村は吹き飛んだ後、立ち上がり雄叫びを上げ言い放った。





「俺がこの迷路を貴様よりも先に脱出して、貴様の母親を殴り殺し、完成された瞑想装置になるのだ!」




僕はその言葉を聞き、せせら笑い逆に言い放った。





「それは俺の台詞だ。貴様を殺しこの迷路を脱出して母さんをぶちのめして叩き殺し、俺は完成された瞑想装置となり、破壊の限りを尽くしてやる!」





この言葉を言った直後、僕は心の中に疼くような悲しみ感じ取り何故か泣き笑いの表情を作ったのだが、それを僕としての田村を倒そうとする戦意で振り払い、身構え、横に回り込むように足を捌きながら叫んだ。




「死ね!」

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