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望郷星171

動揺している母さんを安心させる狙いを内に秘めて僕は話しを続けた。

動揺している母さんを安心させる狙いを内に秘めて僕は続けた。





「病は気からと言う言葉がありますよね。それは本来物質が気の集合体である事を顕している言葉だと思うのですよ」





彼女が僕の内に秘めた狙いに同調するように質問して来た。





「それは本来的に物質の原形が気であると言う理論ですね?」




僕は多少大袈裟に頷き彼女に向かって答えた。





「そうですね。再三言うのですが、仙道でも気の集合体が人体であり、それがまるで繭を紡ぐようにさなぎの形をしているのが実体であり、その集合体が散り散りになぅた事が死ぬ事だと言っていますからね」





彼女が僕の意見に組みするように言った。




「ニュートリノ論や素粒子論でも万象は全て素粒子の集合体、塊であり、それの分離と四散が生命の維持と死滅を顕していると言っているのですよ。つまり素粒子が集まった光りの帯の集合体が人体や生物であると措定しているから、それは仙道の気の集合体が人体である理論と同一視しても良いのではありませんか?」




僕は再度母さんを一瞥してから言った。





「そうですね。ただ素粒子論はあくまでも波の存在を無視した粒子理論に尽きているのですが、病は気からであり、気の集合体が素粒子だと考えれば、万物の根源的である気を調整すれば病は治癒出来る事が鋭意推察出来ると僕は思います」

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