表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
169/310

望郷星169

「それが科学万能主義の逆説的オカルト迷信性の実態ですね?」と彼女は畳み掛けた。

彼女が熟慮する間を置いてから再度質問を繰り返した。




「そうですか。量子論に於ける解釈問題は電子の粒の位置さえ方程式で導く事が出来れば、物理的な実践効果は導き出されますから、正体不明の波には全くなおざり手付かずで、増してや迷信オカルトの類とされる科学万能主義に敵対する神秘業等には眼もくれず今に至っているのですね?」




僕はしきりに頷き答えた。





「そうですね。科学万能主義は、逆説的に言えば片手落ちであり、迷信オカルトの類いに堕落しているのが現実だと、明解に言えますね」





彼女がすかさず質問して来た。





「つまり物理的には在るとされるが観測不能な波の存在を無視して成り立っている科学万能主義は、逆説的にオカルト迷信の類いであると、神秘業では確証を抱いているわけですね。その具体例を鋭意言って下さい?」





僕は黙って話しに耳を傾けている母さんを一瞥してから答えた。





「薬品等の相互互換性に依る副作用の問題が顕著な具体例だと思います」





彼女が頷き畳み掛けて来た。




「それが科学万能主義の逆説的オカルト迷信性の明瞭な実態ですね?」





僕は明言した。




「そうですね。万物に存在する物質の波を観測不能だとして安直に無視すれば、当然相互互換性は狂い、片手落ちとなり、破綻を来たし当然の結果としての狂いを生じる副作用が起きるわけです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ