表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
159/310

望郷星159

「気功は予防医学だからな。お前の母さんの病状が悪化する前に、お前が施術してみてはどうだ?」と田村は言った。

僕は言った。





「村瀬が俺の親孝行に嫉妬反発して、妨害工作をしているのは判明したが、成美ちゃんの本体は今何を思い、何をしようとしているのか、そのメッセージが全く伝わって来ないから、分身たる彼女との会話から、それを探り当てようとしているのだが、芳しい結果が得られていないと言うのが現状だな」




額の部位でチャクラを回しつつ田村が答える。





「俺も事あるごとに成美ちゃんへの通信瞑想を鋭意試みているのだが、音信不通の状況だな。しかし通信瞑想もお前の探り出しも、粘り強く行って行くしか手は無いだろう。ところでお前の母さんの具合はどうなのだ?」



僕は眉をひそめ言った。





「一進一退と言ったところだな」





田村が頷き少し間を置いてから言った。





「気功は予防医学だからな。お前の母さんの病状が悪化する前に、お前が施術してみてはどうだ?」





自信なさそうに僕は俯きつつ答えた。





「ああ、とりあえずやってみるわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ