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望郷星154

カウンターバーに折り重なる無色透明な広いが同時に狭い空間で彼女が七転八倒し、八つ裂きとなって、無色透明な空間をその夥しい鮮血が染め上げ、彼女の姿が無色透明な波に完全に飲まれ、消滅した直後反転矛盾するように彼女が声をかけて来た。

カウンターバーに折り重なる無色透明な広いが同時に狭い空間で彼女が七転八倒し、八つ裂きとなって、無色透明な空間をその夥しい鮮血が染め上げ、彼女の姿が無色透明な波に完全に飲まれ、消滅した直後反転矛盾するように彼女が声をかけて来た。




「ピッチが早過ぎますよ。大丈夫ですか?」





僕は彼女の顔を村瀬かどうか確かめるように凝視した後おもむろに頭を振り言った。





「すいません。そうですね、ピッチが早過ぎますね。これでは酔い潰れてしまいますね」




彼女が微笑み言った。




「さっきあのスクリーンにオーロラの映像が映ったのですよ。何の脈絡も無しにね。でも綺麗でしたよ」




僕は再度首を振り尋ねた。





「そのオーロラは無色透明の波の背景ではありませんでしたか?」





彼女が頷き答えた。





「そうですね。無色透明でした。でもそれが何か意味があるのですか?」




僕は答えた。





「いえ、意味はありません。ただ貴女の恋心は無色透明なオーロラなのではないかと感じたのですよ」




彼女が村瀬の声で言った。





「無色透明なオーロラなどオーロラではないわ。馬鹿め」

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